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46話 かっこ笑い

いつもお読み頂きありがとうございます。


冒険者ギルドの扉をくぐるとそこは宴だった。

冒険者達の打ち上げだろうか、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎであった。

回れ右をして帰ろうと思った瞬間に。


「おや、ナギトかい?こんな時間に珍しいね」


とナールさんに見つかってしまった。


「ちょっと晩ご飯をどこで食べようかなぁ。と思いまして」


と馬鹿正直に答えるものだから・


「なら、ここで食っていきな。そんじょそこらの店には負けない味だよ」

「はい」


なし崩し的に冒険者ギルドで食事を取ることになってしまった。

いや、美味しいよ美味しかったですよ。でも、周りが大盛り上がりの中でのぼっち飯ですよ。

しかも、絡まれないように存在感を消しながらの食事ですよ。

次は誰かと一緒にゆっくりと食べたいです・・・。


そんな感じで逃げるように冒険者ギルドを後にし、ミルフェイユに戻ってきたのだがメディン婆さんはまだ帰ってないようだった。

部屋に戻りスウェットに着替え布団に横になると、昼間の疲れからかあっさりと眠りに落ちていた。


物音で目覚めライトで照らしながら1階へ下りるとメディン婆さんが帰ってきたようだ。


「今帰ったぞ」

「おかえりなさいメディンさん」

「まだ起きておったのか」

「ずいぶん遅かったですけど何かあったんですか?」

「いやなに、商業ギルドのやつらの喰いつきが良くての」

「あぁ、そういえば。夕方ぐらいに商業ギルドの人も来ましたね」

「そうじゃった。ナギト夕飯は済ませたかの?」

「はい、冒険者ギルドで食べてきました」

「そうか、ならいいんじゃ」


「あ、そうじゃ。明日も店は閉めるでの、明日も1日自由にしてて良いぞ」

「はい、明日も商業ギルドに行くんですか?」

「明日は商業ギルドやらモーリスの工房やら色々行かんといけんからの、食事も用意してやれそうにないわい。今日と明日とその食事代も入れて払っとかんとの」


と、銀貨1枚を渡された。


「ありがとうございます」

「それじゃあ明日も早いでの、もう寝る事にするわい」

「はい、おやすみなさい」



翌朝、目が覚めると既にメディン婆さんの姿は無くテーブルの上に用意されていた朝食を取り部屋で何をするでもなくのんびりと過ごしていた。

だが、スマホや漫画等も無くただただ何も無い時間を過ごすのは辛く昼前には変化を求め外に出る決心をしていた。


とりあえず冒険者ギルドで昼食を取る事にした。昨晩は周りを気にする余り何を食べているのかもいまいち把握していなかったが落ち着いて食べると、塩胡椒のみの焼肉定食といった感じだったが殊の外美味しかった。

聞いてみた所ビッグボアというモンスターの肉らしい。

今まで気にも留めていなかったが食料品になるモンスターも多いらしく、長期のダンジョン攻略等は現地調達が必須との事だ。

食料品に限らず武器や防具等もモンスターの素材から作られる事も多く、服などの日用品にも多く使われていたりするそうだ。


冒険者ギルドでお腹を満たした後は恒例の採集である。

採集をし、腰が辛くなると休憩。その休憩中には生活魔法を練習し、MPが減ってきたら採集に戻るといったローテーションを延々と繰り返した。

ちなみに薬草スレイヤー(笑)の異名を得る程の猛者(笑)であるため採集に関してはほぼ無意識に行っており、その間はずっと別のことを考えていた。

1次職を何にするか。マジシャン、マーシナリー、アシスト、アクロバット。とりあえず前衛が確定するマーシナリーを除外し残り3職から選ぶのだが不意に名案が舞い降りた。迷案にならなければ良いが。

トリックスターの加護の効果で火属性のスキルが無理矢理使えたり効果が上昇していたりとマジシャンにしようかと思ったのだが、逆に他の職を選べば火属性のスキルを使えるアシストorアクロバットと言う特異な職になると。

アクロバットのステータスは多少の体力と残り全てを敏捷に振るのが推奨されている。力に振っても火力は上がるそうだが敏捷に振った方が上がり幅が大きいらしい。

アシストの場合、立ち回り方によってステータスの振り方が変わってくるのだが考えたのは支援特化のアシストである。

支援の場合、多少の体力と敏捷そして残り全てを知力に振るので火属性のスキルを使用した場合も火力UPが見込めるのだ。

当然、MP量も上昇するので現在のように生活魔法を何度か使った程度でMPが枯渇する事もなく、Lv.342という高レベルによる恩恵、大量のステータスポイントを知力に振ればアシストのスキルを使用した後でもファイヤボール等の攻撃スキルを撃てるだけのMPが確保出来るのではないかと考えたのだ。


そんな考えに至った時、気づけば陽も傾き始めかなりの時間採集していた事にそこで初めて気がついた。

街へ戻り冒険者ギルドで買取を済ませ、そのままどこかで夕食を済ませようかとも思ったのだがメディン婆さんが帰っているかもしれないのでミルフェイユへ一旦帰る事にした。


店の表に向かい店が開いてないのを確認してから勝手口に向かい鍵を差し込もうとした時、足元に置き手紙がある事に気づいた。

置き手紙には、戻り次第、商業ギルドまでご足労願えませんか。と言った内容で、最後に商業ギルド職員マリオンと書かれていた。


凪斗が勝手に思ってるだけで決定権があるのはトリーネかもしれません( ´ー`)

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