38話 支援特化
今更ですがサブタイトルは核心に触れないように適当につけてるので意味は無かったりします(ノ)・ω・(ヾ)もちっ
朝食を3人で済ませ、トリーネはまだ準備があるらしく部屋へ戻って行った。
俺が開店準備を済ませるとメディン婆さんは既にカウンター内の椅子に座っていたので俺も横に並んで座る。すると。
「そうそう、忘れておったんじゃが」
と銅貨4枚を差し出してきた。
「それ忘れてたんじゃなくて、わざとですよね?」
「地味に効果あるからのう」
「否定すらしないっ。別にこのタイミングで渡されなくてもちゃんと話しますよ?」
「と言うても、ちゃんと効果はありそうじゃからのう。ひっひっひ」
「それじゃあ、今日は何から話します?」
メディン婆さんからみっちりと尋問を受けているとトリーネが背中に大きなリュックを背負い、手に大きな杖を持ち現れた。
「それじゃ~、一応5日の予定で行ってくるわね」
「気をつけるんじゃぞ」
「うん、おばあちゃんこそナギトから目を離さないようにね」
「分かっとるわい」
「え?俺、そんな?」
「うん」「当たり前じゃ」
「・・・うん・・・気をつけてね・・・」
「うん、いってきま~す」
「いってらっしゃい」「気をつけての」
トリーネの見送りを挟み、また尋問。そして、交代で昼食を取り本日のお勤め終了となり冒険者ギルドへ向かう。
冒険者ギルドへ入ると何時にも増して閑散としており、受付カウンターに居るシフさんの元へ直ぐ様向かう。
「シフさんこんにちは。職業訓練なんですけどこれからで大丈夫ですか?」
「はい。こんにちは。今回、講師を務める職員を呼んでまいりますので少々お待ち下さい」
「はい」
「お待たせいたしました。それでは応接室の方へ」
「はい」
戻ってきたシフさんの横には子供が居た。年はトリーネより下でニーナちゃんより少し上ぐらいだろうか。
少しウェーブの掛かった長い金髪のロリっ娘とシフさんが並ぶと親子、とは言わないが年の離れた姉妹に見えなくもない。
などと考えていると置いて行かれそうになり小走りで2人の後を追う。
「彼女が今回、職業訓練の講師を務める事になりましたリサさんです」
「冒険者ギルド職員のリサです。冒険者時代はアシストをしていました。講師を務めるのは初めてですがよろしくお願いします」
「ナギトです。よろしくお願いします」
「それではお二人共席に掛けて講義を始めて下さい。お茶を淹れてきますね」
「はい、ありがとうございます」「はい」
「それでは、アシストの支援について話しますね」
「はい、お願いします」
「まずヒールやスローヒールといった回復スキルがあります」
「はい」
「そして、クイックやヘイストなどの速度上昇スキルやアキュラシーのような命中精度が上昇するスキルもあります」
「はい」
「防御力や攻撃力、その他にも色々な能力上昇スキルを持っていて、それをパーティメンバーに掛ける事が出来るのがアシストです」
「なるほど」
ゲームでよくあるヒーラーって感じだな。
「いかがですか?サカグチ様。リサさんはかなり優秀な冒険者だったので色々と参考になると思いますよ」
「優秀なんて。普通ですよ普通」
「勉強になります」
「引退される時も周りからかなり引き止められてましたもんね」
「そんなには引き止められてませんってば」
「結婚される方を無理には引き止められませんものね」
「えっ?結婚してるんですかっ?この年でっ?」
「ええ、されてますよ」
「はぁ~~。慣れてますけど幼く見られるんですよね・・・」
「あ、すいません・・・」
「こう見えて24なんで私の方が年上ですからね」
「にっ・・・いや、あれです。俺の居た国では晩婚の人が多くて30ぐらいで結婚する人が多いんで、それでちょっとビックリしただけです」
「なるほど。良い言い訳に逃げれましたね」
「シフさん勘弁して下さいよぉ」
「うふふふふ。それでは私はこれで失礼させていただきますね」
「は、はい・・・」
爆弾を投下してシフさんは去って行った。
「えーっと。俺と同じぐらいかなー?って思ったんですけど少しだけ上でしたね」
「12-3歳に間違えられる事が多いので気にしてないです」
「まぁ、若く見られるってのは良い事じゃないですか」
「年の事はもういいっ!」
「はい、すいません・・・」
「コホン。では、アシストの立ち回りについて話します」
「はい、お願いします」
「アシストと言っても支援特化のアシストの立ち回りになります。まず、例として・・・・・」
リサさん曰く、後衛と言っても最後方に下がるのではなく中段後方ぐらいがベストらしい。最後方に居た場合、後方からモンスターが来た時に対処出来ないのとスキルの射程範囲が狭く前衛からそこまで離れられないのが理由だそうだ。
パーティメンバーの強化バフを切らさない事、パーティメンバーのHP管理、自分のMP管理などやる事は多いがその分やりがいのある職だと熱弁していた。
「口で説明出来る所は粗方説明しましたんで、あとは身を持って体験していただこうと思います」
地雷を踏んだ後に何やら怖い事を言い出したが逆らえそうな気配もないので俺には頷く事しか出来なかった。
いつもお読み頂きありがとうございます。
なんとなくで短編も書いてみました。
よろしければそちらもお読み頂けると電車に乗ってる時とかにいきなり(*´ェ`*)ニタァってしてしまうぐらい幸いです。




