表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
343/564

343話 ニックネーム

「えっと・・・何かすいません」

「くっそ、同情すんじゃねぇ」

「あ、私は行くわね~」

「はーい、お疲れ様でしたー」

「だーかーらー」

「いや、離れろって言ってたんだから良いじゃないですか」

「え、ん?まぁ、そうか・・・」

「って事でロリチャードさんもお疲れ様でした」

「お、おう。お疲れさん」


あれ?突っ込んで来るかと思ったけど、意外な程すんなりと開放してくれた。


と、思ったら。だいぶ距離が空いてから。


「誰がロリチャードだあああああああああああ」


と、聞こえてきたが気配を断ちクイックを掛けて足早にその場を後にした。




「って、感じで結構厄介な事になってるんですよ」

「いや、アレだろ?リサってシフさんをちっこくした様な感じの子供だろ?」

「まぁ、そうですね。幼く見えて俺よりも年上だし結婚もしてるみたいですけどね」

「いやいやいや。そんな見え見えの嘘に騙されるかよ・・・ってマジか?」

「マジですよ」

「つっても、可愛らしいとは思うが見た目子供だぞ?」

「子供にしか欲情しない特殊性癖の人も居るんですよ」

「なるほどなぁ。そのリチャードってヒゲのヤツだろ?」

「はい、そうですけど。知り合いですか?」

「ポルノに追っかけられてる時に会ってるぞ?」

「え?もっと厳つい感じのマシの人じゃなかったでしたっけ?」

「それはデイヴだな。あん時たしかリックも居たぞ」

「えっと、覚えてないです。ん?リック?」

「あぁ、ニックネームだよ。リチャードのニックネームがリックだ」

「へぇ」

「デイヴも確か本名はデヴィッドじゃなかったっけかな」

「なるほど。それでビリーさんも名前聞いてもピンと来てなかったんですね」

「いや、アイツ何気に興味無いヤツの事は覚えねぇからガチじゃねぇか?」

「なんだろ。物凄く申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「俺もだ」


ロリチャードさん改めロリックさんごめんなさい。


「とは言え、リックに次会うのが楽しみだな」

「イジり倒す気満々ですね」

「悪いか?」

「もしかして、俺が止めるとでも思ってるんですか?」

「まぁ、止めねぇわな」

「当たり前じゃないですか」

「だよな」

「ジョーさん」

「ん?」

「逆ギレするぐらいはまだスタート地点ですらないですよ」

「んん??」

「泣いてようやく中盤です」

「は?」

「生まれてきてごめんなさい。を引き出せれば上々ですね」

「友達なくすわっ」

「まぁ、それは半分冗談ですけど」

「半分は本気かよ」

「まぁ、そうですね。朝っぱらから街中で変態だの何だのと大声で罵られましたからね」

「8:2ぐらいで本気臭ぇな」

「話してると余計に腹が立って来たんで、この話はここまでにしましょう」

「だな」

「それで、ザックリですけどどうですか?」

「ようやっとトムも慣れて来たみたいでな。技術的な事をこっから教えていけるって感じだな」

「その割にはダウンしてますけどね」


トム君はと言うと。

今しがたシャワーでも浴びたのかと言うぐらいにビショ濡れで大の字になってへばって居た。


「この会話にも反応出来ないぐらいにへばってますよ?」

「体力なんてのは一朝一夕につくもんでもねぇからな。目処が立ったって程度だ」

「ステータス振れば一瞬ですけどね」

「あー、まぁ、そうなんだが。なんつーか・・・実際に身体を動かして付けた体力の方が持ちが良いっつーか」

「あ、そうなんですね」

「いや、確証は無ぇけどな。身体の動かし方を覚える分、効率が良くなってるだけかもしれねぇけどな」

「でも、そっちの方が大事ですよね」

「おう」

「走り込みとか意外と大事だぞ」

「ジョーさんやってるんですか?」

「今はやってねぇな。いや、若い頃はやってたぞ?若い頃にしっかりと下地を作っとく事は大事だからな?」

「何か大人の上手い言い訳っぽいですね」

「ぐっ・・・」

「まぁ、でも。体力とかあって困る物でも無いですし、俺も筋トレ再開しようかな」

「ん?ナギトも何かやってたのか?」

「はい。腕立てとかやってましたよ」

「の割には細ぇな」

「まぁ、1日で燃え尽きましたからっ」

「ドヤ顔で言う事じゃねぇな」

「あ、そうだ。ドロップなんですけど、貯まってきたらこの木箱に入れてって貰えます?」

「おぉ、リュックだと持ち運ぶには良いんだが置いとくのをどうすれば良いか悩んでたんだよ」

「リュックも予備を持ってきたんで使って下さい」

「助かる」


アイテムボックスを覗いたらなぜかリュックも大量にあったので恐らく木箱の中に入っていたんだろう。


「そう言えば、ブラッドさんはどうしてます?」

「あれから会ってねぇな」

「ご飯時もですか?」

「あの芋のパンは減ってたから食ったんだろうがな」

「あ、起きた時はどうでした?」

「ベッドには居なかったな」



ふむ・・・。

真面目に刈りしてるのかな?


いや、そんな絵は浮かばないな・・・。


いつもお読み頂きありがとうございます。


第1回スターダストノベル大賞に応募しました。

一次選考も無理だとは思いますが、何事もチャレンジが大事だと思い応募してみました。


応援のほど宜しくお願い奉ります〜_(┐「ε:)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ