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251話 なかまに なりたそうに こちらをみていない!

「そんなに警戒しなくても良いよ。直ぐにどうこうって事は無いから」

「はい・・・」


後でなら何かある可能性があるって事・・・?


1kmぐらい先だろうか。少なくても数百メートルは先にあると思った森が、数歩で着いてしまった。

本当に色々と頭が追い付かない・・・。


そして、広大な森に見えていたが、それも数歩で抜けてしまった。

森?を抜けると唐突に大きな洋館が現れた。



4メートルはあろうかという大きな扉。

それを難なく開け、促される。


「さ、入って」

「はい・・・」

「ただいまー」

「「「「おかえりなさいませ」」」」


リアルメイドさんがあらわれた。

リアルメイドさんがあらわれた。

リアルメイドさんがあらわれた。

リアルメイドさんがあらわれた。


ナギトはこんらんしている。



呆然としている凪斗を他所に。


「お茶の用意よろしく」

「畏まりました」


そして、応接室に通され。ソファに顔を突き合わせる形で座る事になった。



「まずは君が何者なのか聞かせて貰っても良いかな?」

「はい・・・。俺は元々この世界の人間じゃなくて、異世界って言うんですかね?から転生なのか転移なのか良く分からないんですけど連れて来られました」

「ふむ。それがナールなのかい?」

「いや、ナールさんの息子の何だっけ・・・チャラ神様なんですけど・・・あっ!ローズルです」

「はっはっはっはっは。チャラ神様か、良いね」

「あ・・・神様に対して失礼でしたね・・・すみません・・・」

「いや、良いよ良いよ、あんなヤツ。チャラ神様で十分だよ」


チャラ神様どんだけ嫌われてんのっ。


「えっと、それで。ローズル様に無理矢理連れて来られて、そのお詫び?にナールさんが加護をくれたんですよ」

「ふむ」

「その流れでシフさんにナールさんが頼んでくれたみたいなんですよね」

「そうだね。母は優しいからローズルに振り回されている君を放ってはおけなかったんだろうね」

「はい。シフさんにはいつもお世話になってます」

「それで、ローズルが君をこっちに呼び寄せた理由は何だい?」

「何なんでしょう・・・暇潰し的な事を言ってた気もしますし。あぁっ!神狼何とかってめちゃくちゃデカい狼と戦わされましたね・・・」

「ふむ」

「神狼なんだったかな・・・フ・・・フ・・・」

「フレキかい?」

「たぶん、そうだったと思います」

「ふむ。戦わされたって、どうやってフレキから逃げて来られたんだい?」

「いや、覚えてはないんですけど倒したみたいです」

「フレキをかい?」

「はい」

「はっはっはっはっは。なるほどね。あのローズルもたまには良い事をするね」

「死ぬかと思いましたよ・・・ガチで・・・」

「はっはっは。君は・・・名前は何と言ったかな?」

「あ、凪斗です」

「そうか。気に入ったよナギト君。僕もナギト君に加護を授けよう」

「えぇっ!」

「嫌かい?」

「いやいや、全然嬉しいですけどっ。良いんですか?」

「構わないよ。フレキを倒してくれたご褒美だとでも思えば良い」

「は、はい」

「確認してごらん?」

「はい「ステータスオープン」えっと・・・」


[ステータス]

称号・賞罰

トリックスターの加護

ラウフェイの加護

豊穣の女神の加護

オレルスの加護

薬草スレイヤー(笑)

ツッコミマスター(神)


「オレルスの加護って言うのが増えてますね」

「うん。あ、そうだ。今更だけど自己紹介がまだだったね。僕は、全知全能にして美の女神シフの息子オレルスだよ」

「え、あ、はい。ナギトです。よろしくお願いします」

「うん。よろしく」


コンコン───。


「入って」

「失礼致します。お茶をお持ち致しました」

「うん。ありがとう」


メイドさんがお茶を淹れてくれている。

やっぱり「美味しくな~れ」とか「萌え萌えキュン」的な事をするんだろうか。


いや、そんな事はしない。

電気街に居るミニスカメイドさんとは違って、ロングスカートのクラシカルタイプのメイドさんだからそういう事はしないはず。


「それでは失礼致します」

「うん。ご苦労様」


ほら。やっぱりやらなかった。

ミニスカの萌え萌えなメイドさんも捨て難いけど、やっぱりクラシカルなメイドさんの方が俺は好きかな。


「ウチのメイドがどうかしたかな?」

「あ、いや、何でも無いです」

「お茶も美味しいんだけどね。このお茶請けが特にオススメなんだ」

「あ、はい」

「最近、アスガードに出来たお店でね。クッキーって言うんだけど食べた事あるかな?」

「あぁ、はい。え?」

「ん?まぁ、知らなくても当然かもしれないね。それなりに値段も張る物だからね」

「え、いや。それ、たぶん俺の店ですね」

「まぁ、だろうえーーーーーーーーーーーー」



驚かされっぱなしだったけど一矢報いる事が出来た。


それにしても、ウチのお客様でしたか。

毎度、ありがとうございます。


いつもお読み頂きありがとうございます。


イベントの病院がテーマのホラー小説を書くか悩んでいます。

ネタはあるけど書くのにものっそい時間かかりそう( ´△`)

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