20話 迫り来こないやつらに対してチート無双
ついに20話です。ネタ回にしようかと考えてたクセに書き出したらすっかり忘れて普段よりも文字数が多いぐらいに書いちゃいました($'v゜★)てへぺろ
「ただいま帰りました」
「もう帰ってきたのかい?あぁ、なるほどトリーネが十分満足して解放されたって感じかの」
「満足って言うか悩みまくってますけどね」
「楽しそうじゃろ?ひっひっひ」
ああなったら梃子でも動かないそうなので、店の手伝いをと言うと今日は何もする事がないと言われたので、とりあえず買い取りにと冒険者ギルドへ向かう事にした。
冒険者ギルドに着き中へ入ると早朝とは違いガランとしていた。
シフさんを見つけ挨拶を済ませ、先程行った検証を簡単に説明し薬草を取ってきたから買い取りをお願いしようと思ってると言いかけ、ふと頭を過ぎり気になった事をシフさんにぶつけてみた。
「ちょっと気になったんですけど、あの北門の先のあの森」
「はい。ラウエルの森ですね」
「あ、はい。ラウエルの森ってモンスター出ます?」
「そうですね、出たという話は聞いた事がありませんね」
「やっぱり。それじゃあ採集の続きをやってきます」
「はい、お気をつけて」
「また後で買取をお願いしにきます」
冒険者ギルドを後にし、守衛さんにまた採集に行くと言うとあっちに行ったりこっちに行ったり忙しないやつだなと笑われながらもラウエル森へ向かう。
ラウエルの森に到着し、迷わないように街道からは離れない程度の範囲で探索をする。
鑑定をし、薬草なり毒消し草なら引っこ抜きアイテムボックスに仕舞う。ただ、それ以外の草は草と表示されるのをふと疑問に思う。
草でも名前ぐらいはあるだろうし、全く違う種類と思われる植物でも草と表示され試しに木を鑑定してみても木としか表示されない。
アイテムとして価値のある物しか名前が表示されないのか、それとも俺の認識による所があるのか恐らくそのどちらかだろうと当たりを付け、河原にある石を手当たり次第に鑑定していった。
「たぶん認識とか知識によってって感じっぽいな」
どれも石としか表示されない。石にも色々種類があったはずだから中には価値があったり使いみちがある石もきっとあるはず。それなのに石としか表示されないのは俺の知識が無いからだ。
はっはっは、無知の勝利。悲しくなってきた・・・。
薬草って名前の草も実際は無いだろうし毒消し草も同じく。これはきっとゲーム知識とかでそうゆう物が存在するって認識をしているからであって正式名称は違うのがるはず。
存在を認識出来てたり名前を知ってたりすると鑑定に反映されるんじゃないかな。
存在だの認識だの哲学っぽくて眠くなってきそうだから、もうそんな感じでいいや。
鑑定Lv.10っても全然万能じゃないな・・・。
そこからはもうチート無双だった。
異世界転生の時に貰った鑑定とアイテムボックスを駆使し薬草を千切っては投げ毒消し草を千切っては投げ。辺りの薬草と毒消し草を刈り尽さんばかりの勢いで無双していった。
彼の求めたチート無双で無いのだけは確かである。
「あぁぁぁぁぁ、腰が痛い・・・いい加減疲れたから帰るか」
森を抜け街道に出、街への帰路につきながらアイテムボックスを開き中に収納されている薬草、毒消し草の数をチェックするためにウィンドウを覗き込むと「薬草x62」「毒消し草x34」とある。
おぉ・・・これはかなりいったんじゃないか?合わせて約100個として、1個当たり銅貨1枚なら銀貨10枚っ!な訳ないか。基準が分からないのに計算なんて意味なかった・・・。
でも、1個当たり銭貨1枚なら銀貨1枚。それっぽい気がする。
捕らぬ狸の皮算用に頬を緩めながら北門へ着き。
「どうだった?」
「めちゃくちゃ採れましたよ」
「なら今度、酒でも奢って貰わないとだな」
「考えておきます」
などと軽口を叩き合い、早々に冒険者ギルドへ。
先程、来た時とは違いそれなりの混雑を見せている。買取カウンターの列へ並び順番を待つ。
ようやく順番が来たようでカウンターで。
「薬草の買取お願いします」
「おや?あんた昨日の今日でまた薬草の買取かい?」
「はい、お願いします」
「薬草の畑でも持ってるんじゃないだろうね?それじゃあこの籠に出しな」
「「アイテムボックス」薬草と毒消し草を全部っと」
「あ、物が分かってるなら毒消し草はこっちの籠に出しとくれ」
「あ、はい。こっちに毒消し草っと」
「今日もまた量が多いから査定に時間掛かるかねぇ。昨日と同じだからその辺で適当に待っときな」
「はい、お願いします」
「ちょいと待ちな」
「え?はい」
「ギルドカードの提出忘れてるよ」
「あぁ、「アイテムボックス」ギルドカードっと、お願いします」
「あいよ」
しばらく椅子に座って待っているとおばちゃんがやってきて。
「昨日のもだけどあんたの持ってくる薬草は質も良くてハズレも入ってないから今回も色つけといたげたからね。銀貨1枚と銅貨6枚だよ」
「はい、ありがとうございました」
冒険者ギルドを出てから考える。数時間採集しただけで銀貨1枚に銅貨6枚。午前中はメディン婆さんにこき使われ午後からはトリーネの研究素材になって銅貨4枚。釣り合いが取れてない。
いや、でも銅貨4枚だけど宿もあって食事もつくし、この世界の常識も教われるはずだし。
女の子と1つ屋根の下、ラッキースケベなんて期待してない。そう、今更断るのも失礼だしやっぱ条件が良いよね。全然、期待してないけど。
と頬を再び緩ませながら雑貨屋の扉を開いた。
サブタイトルをラッキースケベにするか悩みましたが、あまりにもタイトル詐欺が過ぎるので自粛しました。
少しずつですが坂口凪斗君の持つ能力が明らかになってきてますね。このペースだと完結までに何百話掛かるのかガクブルしておりますヾ(:3ノシヾ)ノシ




