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2話 一応チートだった模様

2話目です。1話目よりも慣れてきたのかペースは上がりました。



無事に異世界転生を済ませたみたいだけどアイツ絶対に許さねぇ。


部屋で寛いでた時に召喚されて、その時の格好のままだし見た目に変化も一切無いけど異世界に飛ばす時に身体を再構築するらしく厳密に言うと異世界転移じゃなく転生らしい。どうでもいいけど。


って事で思いっきり上下スウェットだし靴下も履いてない。靴はチャラ神様の厚意で玄関にあったスニーカーも一緒に召喚してくれたみたいだけど、だったら靴下も用意しろよ。マジ気が利かねぇ。


それにしても言語スキル、アイテムボックス、鑑定。そら異世界転生の定番だよ。

でも、この3つじゃどう考えても戦えねぇじゃねぇか。絶対にしばく。


愚痴ってても話は始まらないので、とりあえずさっき受けた説明の通りに呟く。


「ステータスオープン」


半透明な板に緑っぽい青で文字が書かれている。

ゲームでよくある感じそのままなんだな。などと思いながら1つずつチェックしていく。


レベルは1。うん、ステータスもオール1。うん、詰んでるよね。

ただ、言語スキルLv.10、アイテムボックスLv.99、鑑定Lv.10 と、なっているのを発見する。


チャラ神様から聞いたのはスキルレベルの上限は10で何か1つでもスキルレベル10に達すれば歴史に名を残す程の偉業を達成するレベルだと。

鍛冶スキルで言えば10あれば聖剣さえも打てる。5もあれば鍛冶職人としては中々なモノで、3でも十分にやっていけるレベルだと聞いていたはずなのに言語スキル、鑑定がカンストしている。アイテムボックスに至ってはバグってるのかもしれない。



とりあえず物は試しと言う事で。


「アイテムボックス」


黒くて丸い、バスケットボール程の穴が目の前に浮かんだ。上から見ると黒い丸なのだが横から見ると黒い線で下から見ると何も無い。


試しに落ちている拳ほどの大きさの石を入れてみると、さっきのステータスウィンドウの様な物が現れ「石x1」と、表示されている。

試しにと地面の砂を掴み入れてみる。「砂」とだけ表示され数は表示されないのでもう1掴み入れてみるが表示に変化はない。


今度は小さめの石を入れてみる。「小石x1」と表示される。もう1つ入れると「小石x2」になった。

なんとなく分かっては来たがまだまだ要検証なようだ。とりあえずバグって使えないって事はないようなので一安心。


次は鑑定のチェックだ。


「鑑定」


またウィンドウが出て「石」とだけ出た。


「鑑定」


ウィンドウには「岩」とある。


「鑑定」


ウィンドウには「壁」とある。


「鑑定」


ウィンドウには「扉 ※内側からは条件を満たさないと開かない」とある。


うーん、出れないんだよねー、出たいなー、誰か入って来たら開くだろうから出れるんだろうけど誰か入ってこないかなー。

来ないよねー、こんな所誰も来ないよねー、ここがどこかは知らないけど来る訳ないよねー。


「鑑定」

「さっきからボソボソと喧しい!我の眠りを妨げるな疾く去ねい!!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


さっきまで居た壁と岩の隙間にダッシュで潜り込み呼吸を整える。

やっべぇ起こしちゃったよ・・・目の前にはさっきの鑑定結果がウィンドウに映しだされている。


「神狼フレキ」


神狼て・・・めちゃくちゃデカいし・・・どう考えても勝てないけど・・・「扉 ※内側からは条件を満たさないと開かない」この条件ってアレ倒すとかだよなぁ・・・。

アレよりもチャラ神様のがしばきたいんだよなぁ・・・・。


状況説明って難しいですね。

まだまだ続く予定なので長い目で見守っていただけると幸いです。

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