19話 家に帰るまでが冒険です
まえがきに悩みすぎて他の方がどういった内容を書いているのか見に行ったのですが、意外と書いてない方が多いっ・・・。
と言うか、まえがきって何を書く部分なんでしょう(´・ω・`)
「そう言えば、ナギトの持ってるアイテムボックス」
「うん?」
「あれも一応属性魔法に分類されるわよ」
「ほう」
「無属性の中に分類される空間属性よ」
「・・・ほう・・・」
「やっぱりハテナマークが飛び交ってるわね。それじゃあ早いけど検証はここまでにして家に帰って勉強会にしましょうか」
「うっ・・。聞きたい事もいっぱいあるし、色々教わりたいはずなのに勉強って聞くと抵抗を感じてしまう・・・」
「ふふふ。まぁ、そ~ゆ~ものよね。それじゃあ帰りましょっか」
「あ、悪いんだけどさ、金策のためにここらへんで薬草とか集めたいんだけどダメかな?」
「え?ナギト見分けつくの?」
「見分けって言うか片っ端から鑑定しまくってって感じだけど」
「鑑定も持ってるの?」
「え?うん」
あれ?マズかったかな?鑑定スキルって定番だから持ってるって言うぐらいなら問題無いと思ったけどやらかしたっぽいな・・・。
「アイテムボックスに鑑定もあるなんて絶対に商人向きじゃない」
「え・・・うん・・・そうかな?」
「そうよ。どっちも結構レアなスキルだし冒険者になるより絶対儲かるわよ」
「そうか・・・そっちの道もアリか・・・」
「商人になるにしても検証には付き合って貰うわよ?全部解明するまでは逃さないんだから」
「お・・おう。ま、まぁ、とりあえず帰るか」
「え、そうね」
解明されるのは俺のためにもなるからいいんだけど、分かった、コイツ完全にオタクなんだ。良く言えば研究者気質で興味のある事しか見えなくなるタイプなんだな。気を付けないと片っ端からバレる可能性もあるから慎重に接しないとな・・・。
「あ、でも。薬草探さなくて良かったの?」
「あっ、忘れてた。ちょっとだけ探していい?」
「いいわよ。私はなにも出来ないから見てるだけだけどね」
「んじゃ、悪いけどささっとやるから待ってて」
「うん」
アイテムボックスを開きっぱなしにし、片っ端から鑑定を掛けて薬草や毒消し草をアイテムボックスに詰めていく。トリーネを待たせているので10分ぐらいだがそれなりの量が取れた。
「お待たせ」
「う~ん・・・」
「トリーネ?」
またブツブツと呟きこちらに全く気づかない。放っておいて薬草探しに戻るかも考えたが流石にと思い直しトリーネの肩を叩く。
「トリーネ」
「ん?あ、ナギト。もう終わったの?」
「うん、そこそこ集まったし帰ろう」
「うん・・・」
歩き出しはしたがどうにもトリーネの様子がおかしいままなので気になり声を掛ける。
「トリーネ?」
「ん?」
「何かあった?」
「う~ん。どう考えてもわからないのよ」
独り言なのか会話なのか判断付かない雰囲気のままトリーネは呟き続ける。
「鑑定スキルでもMP消費はあるはずなのよ。冒険者ギルドでナギトのMPは最大でも10しかないって確認したはずなんだけど、あれだけ鑑定を連発してたらとっくにMPが枯渇してるはずなのにその様子もないし・・・・。アイテムボックスだってそう、アイテムボックスだって出し入れするのにMPを消費するって聞いた事あるし。なにがどうなってるのかサッパリわからないの・・・」
「う・・うん・・・」
その後もトリーネの呟きは止まらないまま北門へ到着。
「おう、意外と早かったな。何しに外に行ってたんだ?」
と守衛さんに話しかけられる。
「えーっと、採集とか色々ですね」
「ほう、成果はどうだった?」
またしてもトリーネは呟きながら歩みを止めないので。
「それなりですね。あ、トリーネ?すいません失礼します」
「お、おう。大変だな」
しばらく歩き冒険者ギルドの前に着き。トリーネの肩を叩きながら。
「トリーネ」
「ん?どうしたの?ナギト」
「さっきの薬草とか冒険者ギルドで買い取りして貰いたいんだけどいい?」
「私、先に帰っててもいい?ちょっと色々と考え事があって」
「え?大丈夫?1人で帰れる?」
「子供じゃないんだから帰れるわよっ!すぐそこなのに迷うわけないじゃないっ!バカにしてっ!」
「いや、そうゆう意味じゃなくて・・・うん、俺も帰るよ」
「いいの?」
「うん、明日でもいいし」
心配のしすぎだったのかもしれないが万が一があったらと思い買い取りは後回しにした。
ただ、手を引くまでもなく障害物は前もって避け、向かいから人が来れば横に避け、道も間違えずにちゃんと角を曲がり、自らの手で扉を開けて店の中に入って行った。
万が一を心配し、無事に辿りつけたのだから全く問題は無いはずなのに、何だろうこの納得の行かなさは・・・・。
ついに19話まで来ました。10話で短いしょーもない話を挟んだので折角だから20話でも挟むか悩んでおります。




