表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/564

18話 モテ期到来

登場人物の名前は海外のミュージシャンから勝手に拝借してたりします( ´ー`)

「楽しみって何が?」


恐る恐る聞いてみる。


「ナギトの事よっ」

「へ?」

「ナギトの事をいっぱい知りたいから。これから色々とわかっていくのが楽しみなのっ」


来たわ来たわ来ちゃったわー。モテ期到来っ。異世界ハーレムの第一歩がここに始まるっ。

なるほどね、俺に一目惚れでもしてそれで住み込みの話とか中々にアグレッシブなんだなトリーネは。


「放浪者なのにマジシャンスキルが使えるとか意味わからないじゃない?叡智の探求者でもあるマジシャンとしては研究して解明しない訳にはいかないじゃないっ」


ふんすっと鼻息荒くファイティングポーズを取ったが困る。可愛くて。更に困るのが俺にではなくスキルに対してしか興味を持ってないっぽい事だ。そして、どうにもならないぐらい困るのがすぐ調子に乗る俺の性格だ・・・・。


「また冒険者ギルドの訓練場に行くのか?」

「え?また穴空けて修理代増やしたいの?」

「さぁ、どこに行く?やっぱ街の外とかがいいかなー?どこがいいー?」

「ふふふ。ラウエルの森にしましょ」

「それって北門から道なりに行った所にある森?」

「そうよ。善は急げって言うし行きましょ」


と、そのまま庭を抜け小道を通り大通りに出、北門へと向かう。

大通りに出てからのトリーネはブツブツと呟き首を振り呟いてはニヤついたり忙しそうだったのでそっとしておいたが嫌な予感しかしない。そうこうしてるウチに門へ着いたのだが。


「ん?あぁ、無事に服は買えたようだな」


と守衛さんに話しかけられる。


「はい、あの後すぐに買いに行きました」

「似合ってるじゃないか。見違えたよ」

「ハハ。ありがとうございます。」

「また探索にでも行くのか?」

「あ、いえ。これから・・・・え・・・あ、これで、すいませんっ」

「え?あ、あぁ」

「トリーネ、トリーネ待って」


俺が守衛さんと話してるのにも気づかずトリーネはずっとブツブツ言いながら門を出て歩き続けていたのだ。呼びかけても気づかず小走りで追いかけ横に並んでもまだブツブツ言い続けていたので俺はそっとしておくしかなかった。



「トリーネ、トリーネ・・・・トリーネ」

「・・・え?ん?なに?」

「もう森に着いてるけどどうするんだ?」

「え?あ~。それじゃあこの辺りから入りましょっか」

「お・・おう」


森に入り数分歩くと河原に着いた。


「ここなら多少ミスっても被害は出ないでしょ?」

「たしかに」

「生活魔法は教わったのよね?」

「シフさんにトーチだけ。な」

「それじゃあまずトーチからやってみて」

「おう。いくぞ?「トーチ」お、いけたな」

「普通ね」

「そらな。まぁ、2回目にやった時は火柱が上がったけど」

「一応、それもやってみて」

「狙ってやった訳じゃないから出来るか分からないけど」

「やってみて」

「おう・・・「トーチ」・・・・」


火柱が上がった時と同じように指先に意識を集中し火が大きくなるようにイメージしてみたが、ライターの後ろのツマミを真ん中から最大にしたその程度の変化しかなかった。


「普通ね。それを火柱って言ってたの?」

「いや、あの時は目の前が一瞬真っ赤になって・・・」

「冗談よ。シフさんからも聞いてたし」

「てめぇ・・」

「ふふふ。それじゃ~次は~これも生活魔法なんだけど」「ウォーター」

「おぉ」


指先からチョロチョロと水が出ている。


「やってみて」

「うん。「ウォーター」・・・微妙」


指先からポタポタと雫が落ちる程度だ。


「なるほどね」

「え?何か分かったの?」

「ナギトあなたは・・・・生活魔法初心者ねっ!」

「え・・・うん・・そうだよ?」

「生活魔法を最初に使い出した頃って皆そんな感じなのよ。トーチも普通は最初から火なんて出ないのよ?」

「そうなんだ」

「でも、少しずつわかってきたわ。次はこれを試してみて」「アイスアロー」


シュバッ───。


放たれた氷の矢が水面に吸い込まれた。ちょっと地味・・・。


「これってまたぶっ倒れないか?」

「じゃ~私が受け止めるわ」

「お・・おう・・・はぁ~~、よし、頼むぞ?」

「任せてっ」

「いくぞー?「アイスアロー」・・・出ないな」

「やっぱり出ないわね」

「やっぱりって何か分かったの?」

「火属性が得意で水属性が苦手」

「そのまんまじゃん」

「正確に言うと火属性が得意。水属性は普通か苦手かわからない」

「何か分からないけど基準があるっぽいな」

「基準って言うか。普通は属性に得意とか苦手とか無いのよ」

「ほう」

「大抵はパーティ編成とかに寄ったり、思い入れのある属性だったりってのを2-3属性に絞って上げるって感じね。それで覚えられないって話とかは聞いた事ないわ」

「うーん、じゃあ俺がファイヤボール使えた理由は?」

「うん、全然わかんない」

「ダメじゃん」

「まだ、よ。まだ。絶対解明してやるんだからっ」



最初から原因が判明するとは思ってなかったし、こんなもんだろうと思いつつ。トリーネの目当てがまさにそれだから解明されたらクビになるかもしれないと考え。自分のためにも解明された方がいいのか生活のために解明されない方がいいのか考えても一向に答えは出なかった。




お読みいただきありがとうございます。

自己満足で書いておりますが、それを少しでも楽しみにして下さる方が居るのなら粉骨砕身の思いで執筆に挑む所存です。


魚の身も骨もガッツリ噛み砕いてしっかりとカルシウムを取って執筆するって意味です( ´ー`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] おばぁさんとトリーネに寄生される予感w他も増えそうw 個人的に 最初にあった人にスキル教えて寄生されるのって最悪かも( ^ω^)あとメリット、マイナスで余裕ないのに個人院やスラム、奴…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ