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14話 お着替え完了

細々とした説明回でしょうか。相変わらず遅々として話が進まないです。

「あら、お似合いですね」

「ありがとうございます」


お世辞でも女性から褒められると嬉しい、美人なのだから尚の事嬉しい。


「約束の時間までまだあると思うんですけど、もし良かったら教えて欲しい事とかあるのでお願い出来ませんか?」

「えぇ、かまいませんよ。それでは、このまま応接室を使いましょうか」

「ありがとうございます」

「お茶の用意をしますので座ってお待ちください」

「あ、はい。すいません」


2人分のお茶を用意し、対面にシフさんが腰掛ける。


「まずはこちらの方をお渡ししておきますね」


と登録証をテーブルの上に置いた。


「こちらが冒険者ギルドの登録証、ギルドカードになります。今はお名前とギルドランクのみの記載となっておりますが、クラン、パーティ等に所属された場合はそちらに追記されます」

「はい、ありがとうございます」


テレホンカードより分厚いけどサイズはそれぐらいで金属ではないけど弾力も無くプラスチックっぽい気もするがちょっと不思議な感触だ。まぁ、異世界の不思議物質なんだろう。と自分を納得させる。

そして、ランクはGと表記されている。


「このランクなんですけど、どういった仕組みになってるか教えて貰えますか?」

「はい。ギルドランクはGから始まりF・E・D・C・B・A・Sとなっておりまして、貢献度、依頼の達成数等によって上下いたします」

「あ、下がる事もあるんですね」

「はい、頻繁にある事ではありませんが依頼の失敗が続いた場合や不正行為、違反行為等が発覚した場合降格処分になる事があります」

「なるほど。違反行為って言うとギルド規約みたいなのがあるって事ですよね?」

「はい。細かい規約もありますが基本的には暴力、殺人、盗み等を行わないと言った様な。法を犯さないという感じですね」

「昨日の喧嘩とかも違反に当たったりします・・・?」

「厳密に言いますと違反行為に該当いたしますが。荒っぽい人が多い場所ですので、その度に申告していると手が回らなくなりますので怪我をしない程度なら口頭注意で済ませてしまいますね」


(なるほど。昨日、シフさんに思いっきりお説教されたから謝ってきたのか)


「なるほど」


普通にしてる分には問題無いっぽいけど、異世界の常識に照らしあわせてってなると中々難しいのかもしれないな。そこは、まぁ、追々慣れていくしかないか。とりあえずあと気になるのは。


「あと、今日受けるマジシャンの職業訓練についてなんですけど、どんな感じの訓練内容になるんですか?」

「そうですね。専門外ですので詳しい事は分からないのですが、魔力操作や魔力探知といった所から始まるかと思います」

「魔力操作ですか・・・」

「はい。大事みたいですよ?火力や範囲等はスキルレベルや知力に対する依存が大きいですが魔力操作の練度によって速度やコントロールに差が出たり、MP消費量の調整等でも火力や範囲、効率にも影響が出ると聞いた事があります」

「なるほど」


(体内を流れる魔力を操作してどうのこうのーって感じのやつか、どっかで読んだ事ある)


「それって誰でも出来るもんなんですか?」

「練度や元々のMP量に差はあっても個人差と言った所で全く出来ないといった話は聞いた事がありませんね」

「子供の時から生活魔法等使って多少なりとは鍛えられているはずですので大丈夫だと思いますよ」

「生活魔法っての使った事ないんですけど大丈夫ですか?」

「え?そう・・ですね・・どうなんでしょう?あ、それでしたら練習されてみます?まだ時間もありますので」

「あ、はいっ。お願いしますっ」

「一応、訓練場で行いましょうか」


と、シフさんに着いて冒険者ギルドの中を抜け、裏手にある訓練場へと向かう。

子供でも当たり前に使えるっぽい生活魔法ってのを使った事が無いって言ってしまったのは失敗だったかもしれない。そう焦りつつも生まれて初めて使えるかもしれない魔法に期待は高まっていく。


訓練場、それはただの空き地だった。周りは壁に囲まれ、的の様な物もいくつか見え、それに向かって魔法を放っている冒険者も居たりするのだが。それでもやはり、ちょっと広い空き地程度にしか見えなかった。



主人公を殴った冒険者ですが名前をつけて今後も活躍して貰おうか悩んだんですが、考える事自体がめんどくさくなってこれで退場して貰おうかと思ってます。

気分次第でまた出る可能性もありますけど( ´ー`)

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