表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/564

13話 無双スタート

ようやく無双します。

息も整わぬまま門へとたどり着くと。


「おう、早かったな」

「ハァハァ、この辺り何も居ないし何も無いですね。ハァハァ」

「そりゃそーだろ。見える範囲にモンスターがわんさか居たらおちおち門なんて開けてらんねーよ」

「まぁ、たしかに。あ、木剣ありがとうございました」

「ん?もういいのか?しばらく貸しといてやるぞ?」

「いいんですか?ならもう少し借りさせてもらいます。あ、そうだ。今って何時ぐらいですか?」

「7時過ぎだな」

「さっきのが7時の鐘ですか?」

「ん?聞こえてたんなら分かるだろ。あー、この街の鐘は奇数の時間に1回、偶数の時間に2回、昼と夜の12時に3回鳴るんだ」

「あぁ、なるほど」


「それでお前これからどーするんだ?冒険者ギルドに行くのか?」

「あ、いえ。まず雑貨屋さんで服を買おうかと」

「たしかに。めちゃくちゃ怪しいからな」

「そんなにですか」

「おう、そんなにだ」

「んじゃ、なんとしても服は買います。それと、装備も整えたいんで、だいぶ先になるかもしれないんですけど代わりの武器を入手するまで借りてていいですか?この木剣」

「使ってないやつだから全然いいぞ」

「手に入ったらすぐに返しにきますね」

「気長に待っといてやるよ」

「ははは、それじゃあ失礼します」

「おう、頑張れよー」



北門を後にし、再び冒険者ギルドへ。中を軽く見回すもシフさんはまだ居ないようなので雑貨屋を目指すことにした。が、開店時間にはまだ早いようで雑貨屋はまだ閉まったままだった。

一旦宿屋に帰ってゆっくりしようか、冒険者ギルドで時間を潰すか思案していると不意に扉が開き中から老婆が出てきたので声を掛ける。


「すいません。お店ってもうそろそろ開きますか?」

「お客さんかい?今準備してるからちぃとばかし待っとくれ」

「はい」


待つ事5分ほどで声が掛かり入店する。


「何が入用かの?」

「服を一式、出来れば下着も欲しいんですよ。あ、なるべく安いやつで」


と言うと老婆は棚を漁りだしズボン、シャツなど数点ずつ持ってきてくれた。


「このあたりが安いやつかね。サイズもあるから試してみとくれ」

「はい、それじゃあ失礼します」


色々見てはいくが正直ピンとこない。作りも荒いしちょっと汚れている。まぁ、どれでもいいや。と適当に見繕い、下着は紐で結ぶトランクスみたいな感じか。まぁ、パンツは2枚ぐらいっと。靴下だけど、これ・・・毛糸の靴下みたいなんだよね。まぁ、これも2セット。とりあえずズボン1本にシャツ2枚、パンツ2枚に靴下も2足。


「すいません。これでいくらになります?」

「うーん、そうだねぇ。銅貨6枚って所かね」


よしっ、たしか残り7枚あったはずだから足りるな。あ、そうだ。


「そういえば、金の稲穂亭のマグナスさんからの紹介で来たんですよ」

「チッ。そうかいマグナスの紹介だったら銅貨3枚でいいよ」


舌打ちしたっ。しかも、6→3枚ってめっちゃ安くなってる。半額じゃん。こえぇ。


「えーと、それじゃあ「アイテムボックス」よっと、銅貨3枚です」


銅貨を手渡し、買った物とまだ手に持っていた木剣をアイテムボックスに仕舞い込んでいると。


「アンタ、アイテムボックス持ちかい」

「あ、はい。そうですね」

「どっかの商店に勤めてるのかい?」

「いえ、昨日この街に来たばかりでまだ何も」

「ならウチで仕事手伝わないかい?」


喰いつき方がハンパない。これ絶対いいように使われるかカモられるやつだ。


「しばらくはちょっと忙しいので時間が出来たらって感じで考えさせて貰っていいですか?」

「そんな警戒しなくても取って食やぁしないよ」

「ハハハ・・・。この後もちょっと用事あるんで時間出来たらまた来ますね」

「まぁ、期待せずに待ってるかの」

「それじゃあ失礼しまーす」


逃げるように雑貨屋を後にし約束の時間まではまだあるが別段する事もないので冒険者ギルドへ向かう。


「しまった。着替えさせて貰えば良かったな。冒険者ギルドで着替えさせて貰うか」


人通りも増え周囲の視線から逃れるように足早に冒険者ギルドを目指し、今度は中を伺う事もなく扉をくぐる。

すると、ピークが去ったのか人もまばらで受付カウンターに並んでいる人も居ない。酒盛りはまだ続いているようだが。すると。


「サカグチ様、約束の時間まではまだありますがどうかなさいましたか?」


と、シフさんに声を掛けられる。


「あ、いや。する事もなくてぷらぷらとしてました。あ、ちょっと着替えたいんですけどどこか部屋貸して貰えませんか?」

「昨日の応接室でよろしければご案内いたします」

「お願いします」


シフさんの後に続き応接室の前へ。


「こちらでどうぞ」

「はい、ありがとうございます」


扉を閉め、アイテムボックスから着替えを出し脱いだ端からアイテムボックスに仕舞っていく。着替えたと言っても上下スウェットを脱いだだけで中のパンツ、Tシャツはそのままで、その上から買ったばかりのズボンとシャツを着る。毛糸の靴下なんて履いたら靴に足が入らないかも?と思ったが元のサイズが大きかったせいもあって日本に居た時よりもフィットしてて動きやすいかもしれない。

着替えも済ませたのでシフさんの反応に期待しつつ扉を開けた。



ずっとメディン婆さんのターン٩( ᐛ )و

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ