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104話 魔法の言葉

俺の声に驚いて、流石に全員が起き上がった。


「なんだ?なんだ?」

「なに?敵?」

「ナギトなにしたの?」


え?トリーネさん非道くないですか?何もしてないですよ。


「いや、ジョーさんとビリーさんが・・・」

「えっ、ナギトがビリーさんに手を出したの?」

「何をどう聞いたらそうなるんだよっ!」

「ぷっ。ビリーさんジョーさんおめでとうございます」

「トリーネちゃんありがとう」

「あ、トリーネ起きてたな?」


「いや、だから何がどうなってるんだ?」

「ブラッド」

「なんだ?ジョー」

「俺達、このダンジョンから戻ったら結婚するわ」


あ、言っちゃった。

モロに言っちゃってるよ。やっぱりこれフラグになるのかな?


「おぉ、ついにか。お前らも長いからなぁ。おめでとう」

「おめでとー。でも結婚したらビリーはどうするの?」

「冒険者を続けるのかどうかって事か?」

「うん」

「それについては悪いんだが、戻ってからゆっくり話し合おうと思ってる」

「そっかー」

「だから待たせる事になっちまうが、すまんな」

「ビリーは何年待たされたと思ってるんだよ。それに比べたら短いもんだろうが」

「そうだな」



折角、皆起きたという事で全員で朝食を取り狩りに向かう事となった。

昨日の重苦しい空気から一変してピンクのハートが飛び交っている。

1日中緊張感のある中で狩りするよりは良いけど、これはこれで気まずい。

いや、気まずさで言えばどっこいどっこいかもしれない。


マーシナリーって直訳したら傭兵だったと思うんだけど、もうジョーさんジョブチェンジしてるよね。

ビリーさんは完全にお姫様にジョブチェンジしてるし、ジョーさんもナイトにジョブチェンジするべきだと思う。あるのか知らないけど。



そして、昼食休憩中にブラッドさんが切り出した。


「ちょっと皆に話があるんだがいいか?」

「はい」

「改まってどうした?」

「見ての通りジョーとビリーがこの有様だ」

「おい」

「有様ってなによ」

「まぁ、狩りの時は集中もしてて問題無いんだが」

「当たり前だろ」

「まぁ、聞け。俺達にも目の毒だし、この中途半端な状態でダンジョンに居続けるのもな」

「ふむ、どうゆう事だ?」

「戻ったら。って状態のままビリーにお預けを食らわせ続けるのも酷だろう」

「たしかにな」

「それで一旦戻ろうかと思うんだが皆の意見を聞かせてくれ」


「俺は戻っても良いですよ」

「僕も良いよー」

「私も戻った方が良いと思います」

「皆すまんな」

「皆ありがと~」


「皆ありがとう。それじゃあ食い終わったら引き上げる準備をしてくれ」



ジョーさんが立てたフラグは回収される事なく無事にダンジョンから帰還した。


「おぉ・・・太陽が目に染みる・・・」

「そうか、ナギトはダンジョンに長期間潜るのは初めてだったな」

「はい、色々と勉強になりました」

「一旦ホームに戻って、俺とナギトはそのまま冒険者ギルドに行こう」

「俺とブラッドさんで冒険者ギルドですか?」

「あぁ、ドロップの買取をな」

「あ、なるほど。だいぶ貯まってますよ」

「いや、そうだな。トリーネも一緒にいいか?」

「はい、大丈夫ですけど」

「2人のギルドカードにパーティの登録をしとかないとだからな」

「はい」

「本来なら潜る前に登録するべきなんだが準備やらでゴタゴタしてたからな」


「あ、そうだナギト君」

「はい」

「ホームで打ち上げするからお肉とかはある程度残しておいてね」

「はい、出来れば蜂蜜は全部残しておきたいんですけど」

「蜂蜜は当然売らなくていいわよ」

「うん、僕も気に入っちゃった」

「蜂蜜なんてそのまま舐めた事しか無かったからな。あんなに美味い物だとは思わなかった」


「よし、それじゃあ酒とかの買い出しは頼む」

「あぁ、任せとけ」

「ナギトとトリーネは冒険者ギルドだ。行くぞ」

「「はい」」


「そういえば、アイテムボックスの中に料理はまだいっぱいあるんですからお肉って売っても大丈夫な気がするんですけど」

「作り置きじゃなく、作りたてを食わせたいんじゃねぇか?ジョーによ」

「あぁ、なるほど」



そんな会話をしながら冒険者ギルドに着き、時間が掛かるであろう買取から済ませる事にした。


「ナールさんこんばんは」

「ん?あぁ、そういえばあんたら組んだんだったね」

「はい、それでダンジョンに行ってきたんですけど買取お願い出来ますか?」

「あいよ、それじゃあ」

「あ、えっと。かなり量があるんですけど」

「ん?あぁ、アイテムボックスかい」

「はい」

「それじゃあ、倉庫の方で出して貰った方がいいね」

「はい」


「ちょいと倉庫に行って来るから、ここ頼むよー」

「はーい」


「それじゃあ着いといで」

「はい」



大量にドロップ品はあるけど低階層のドロップだから期待しすぎるのは良くないな。

いや、もしかしたら多すぎて買取拒否の可能性もあるし、多い事によって単価が落ちる事も考えられる。

マイナス思考が過ぎるかな?

まぁ、期待して肩透かしを食らうよりはマシかな。




いつもお読み頂きありがとうございます。


気付けば20万字を超えてました٩( ᐛ )و


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