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101話 ビリー無双

「う~~~ん・・・・」

「あ、スティーブンさんおはようございます」

「・・・うん・・・・・・」


また寝た。


「空腹が限界になったら起きてくるから、それまで放っといていいわよ」

「はい」

「どっちみちあっちのバカ2人が起きないと話にならないからね」

「ですね」

「このオセロって商業ギルドに行けば買えるの?」

「たぶん商業ギルドで買えると思いますけど。金貨1枚ぐらいするみたいですよ」

「「え?」」


そうか、トリーネに言ってなかったか。


「その今使ってるやつは試作品で貰い物なんですけど、今売ってるのは貴族向けのやつらしくて高級木材に装飾も施した高級仕様らしいんですよね」

「へぇ~。でも、何でナギト君がそんなのの試作品なんて貰えるの?」

「俺が考えたんですよ」

「何を?」

「オセロをです」

「オセロの何を考えたの?」

「んー・・・ルール?」

「え?」

「え?」

「ナギト君、本当に何者なのよ?天才じゃないっ」

「いやぁ・・・」

「え?じゃあ、これの売上もナギト君に入ってくるんでしょ?」

「いや、売上は入ってこないですね。メディンさんに持ってかれました」

「何?悪い女に騙されたの?」

「あぁ・・・悪い女ですね・・・」

「伝えておくわね。おばあちゃんの事悪い女だって言ってたって」

「ん?トリーネちゃんのおばあちゃんなの?」

「はい」

「へぇ~。ナギト君ってやっぱり手堅いわよね。堅実というか」

「はい?」

「まずは家族から落としに掛かったって事でしょ?」

「何がですか?」

「トリーネちゃんを落とすのに、まずは外堀を埋めてる最中って事なんでしょ?」

「違いますよっ」

「そうなの?トリーネちゃん可愛いのに」

「いや、そうゆう問題じゃないです」

「どうゆう問題?あ、もしかしてトリーネちゃんよりも私の方が好みとか?」

「いや、だから・・・」

「嫌なの?私の事嫌い?」

「いや、じゃなくて・・・。嫌いじゃないですよっ」

「じゃあ好き?」

「好きか嫌いかで言うと好きですけど、そうゆう意味じゃなくて・・・」

「私はナギト君の事好きよ?」


スパーン───。


「いた~い」

「若いツバメを囲おうとすんじゃねぇ」

「も~、ただの冗談じゃない」

「ジョーさんおはようございます」

「あぁ、おはようさん」


遊ばれてるのは分かるけど、いざ迫られるとテンパる・・・。


「んで、どうゆう状況だ?」

「説明する?1から。説明して欲しい?」

「お、おう・・・」

「昨日の見張りはブラッドとスティーブンだったわよね?」

「おう・・・」

「それを私が先に寝て、ジョーもすぐに寝るって言ったわよね?」

「言ったな・・・たぶん・・・」

「たぶん?」

「いや、言った。言ったよ」

「そう、言ったわよね。なのに私が起きるまでずっとオセロやってたわよね」

「そう・・・だな・・・」

「見張りは前衛もアシストもバラして配置したはずよね?」

「そうだな」

「なのに前衛2人で遊んでたのよね?」

「お、おう・・・」

「後衛しか居ないから私達は無駄に時間を潰してジョー達が起きるのを待ってたのよ。無駄に」

「お、おう・・・すまんかった・・・」

「すまんかった?」

「いや、俺が悪かった許してくれ」

「そうよね。悪いのはいつもジョーよね」

「お、おう・・・」

「あの時だってジョーが・・・・」



これたぶんフォローに入ったりしたら飛び火するやつだからジョーさん頑張れ。そして、ビリーさん出来れば程々にしておいてあげて下さい。

怒りの余り、今回の事じゃなく昔の事にまで話が飛んでるから、これ当分終わらないやつだし・・・。

ジョーさん頑張れ。俺には心の中で応援する事しか出来ないけど頑張れ。

隣に居るトリーネも俺と同じ様に飛び火を恐れて出来るだけ気配を殺してるから、きっとジョーさんの事を応援してるはず。頑張って。


しばらくしてスティーブンさんが起きたが一瞬で状況を理解したのか気配を絶っていた。

トリーネが身動ぎした時に出た音にビリーさんは透かさず反応し視線を送っていたが、あの視線は小動物なら殺せると思う。

ただ、俺が動いた時にも音は出てるのだが反応しない。

もしかしたらナールさんが言ってたやつかもしれない。

試しにコソっとスティーブンさんの所まで移動したがバレなかったみたいだ。


「スティーブンさんどうぞ」


アイテムボックスからジュースを出してスティーブンさんに差し出す。


「え!?ナギト君??」

「スティーブン五月蝿い!」

「ごめんビリー・・・」


確実にビリーさんはこっちを向いていたはずなのに俺の事は認識してなかったっぽい。

これ加護の効果らしいけど、めちゃくちゃ凄くね?



スティーブンさんも真横に行っても気付かず、ジュースを差し出して声を掛けて初めて気付いたぐらいだし。

ビリーさんだけじゃなくトリーネもジョーさんも俺の存在を認識してなかったと思う。

ナールさんに貰った加護の効果に驚愕しつつも、これだけの騒ぎで一切目を覚まさないブラッドさんって凄いなぁ。と感心していた。




いつもお読み頂きありがとうございます。


短編を書き始めました。連載形式での投稿になりますがよろしくお願いします。

まだ投稿してないですけど( ´ー`)


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