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食の革命児  作者: 亜掛千夜
第六章 活動域拡大編
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第100話 動物園へ行こう

 日曜日。今日は朝から、某所にある有名な大きな動物園にやってきた。

 メンバーは竜郎、愛衣、ニーナ、楓、菖蒲という最近お決まりの固定メンバーに、一番望んでいた彩人と彩花。

 それに加えて希望してきたのはカルディナ、ジャンヌ、奈々、リア、アテナ、レーラ、ウリエル。


 両親たちは、思い切り異世界の力を使いたいということなので、天照、月読、アーサーと一緒に《強化改造牧場》内に入って、おのおの自由に過ごしている。

 仁も自分の従魔たちと、今頃仲良くしていることだろう。


 家はリアの魔道具で防犯対策を重ねてきたので、泥棒に入られる心配もない。


 ちなみに豆太は認識阻害の魔道具を、カルディナやジャンヌ、ニーナなどと同様に身につけているので、ちゃっかりと付いてきて今は彩花が抱っこしている。



「「はやくいこー」」

「ちょっと待てって彩人、彩花。入場券を買わないと入れないぞー」



 犬もそうだが、それ以外のモフモフも沢山いると聞いて彩人も彩花もテンションが朝から高い。

 2人を宥めながら、竜郎は人数分の入場券を購入して園内へと皆で入っていった。


 大きなゲートを潜り中に踏み入ると、さっそく彩人と彩花のモフモフセンサーに反応が。



「「たつにぃー、あれなにー!」」

「レッサーパンダだよ」



 入って左手には軽食や飲み物、お土産などの売店があり、その右手にはレッサーパンダが柵の向こうでダラダラしていた。


 1匹は木のつり橋の上に寝そべり、2匹は草の生えた地面でゴロゴロ。

 もう1匹はぼけーと、来場客を見上げながら4本の足で立っているだけ。



「なかなか可愛いっすね~。トラの方が可愛いとは思うっすけど」

「ヒヒーーン、ヒーーン、ヒヒヒーーン」



 アテナの言葉に対抗するように、ジャンヌも「レッサーパンダもトラも可愛いけどー、サイの方が可愛いーよ、きっとー」的なことを言っていた。


 しかしその程度で言い合いになるわけもなく、ジャンヌは長女のカルディナと三女の奈々を呼んで、持ってきた植物を樹魔法で手のように動かしてスマホを操作し、魔力体生物姉妹ごしのレッサーパンダの図を撮っていた。


 その写真をさっそくトークアプリで、家にいる天照と月読にも送っているようだ。

 そんな仲睦まじい姉妹の姿に微笑みながらも、竜郎は自分のスマホのメモ帳欄にレッサーパンダと入力する。



「なんでメモってんの? たつろー」

「いや、もし魔物園みたいなものを作る時があったら、参考になるかなと思ってな。

 ほら、ウリエルも夢中みたいだし、レッサーパンダみたいな奴がいたらウケそうだろ?」

「確かに」



 竜郎がチラリと視線を向けた先には、無言でレッサーパンダの姿をスマホのカメラで記録しているウリエルの姿が。

 彼女もカルディナ城にいるパンダモドキたちを暇な時に撫でにいったり、フェレットのような亜竜をかまったり、などなど意外と──といっては失礼かもしれないが、可愛い物好きだったりする。

 そんな彼女のお眼鏡にかなっているのならと、竜郎はメモを取ったのだ。



「「あーぅっ」」

「こらー、そっち行っちゃだめだよー」

「「うー?」」



 楓と菖蒲はレッサーパンダを触りたかったらしく、ジャンプして柵を乗り越えようとしたところを、すかさず愛衣に捕まえられ、なんでー? と不思議そうな顔をしていた。

 それもそのはず、異世界では竜郎の魔物たちは触りたい放題だった。触れないという状況のほうが、この子たちにとって普通ではないのだ。


 彩人と彩花もモフりたそうな顔をしているが、それがいけないことくらいは分かっているので、大人しく柵に張り付くだけに留めている。

 ただ、おかずの匂いだけでご飯を食べる──的な感じなのか、視線はレッサーパンダに向けたまま、抱っこしている豆太をモフモフしていたが……。


 これは目が離せないなと、愛衣と視線だけで意思の疎通を図る竜郎。

 今は竜郎と愛衣以外、はじめての動物園に少なからず浮かれているので、目を光らせるのは自分たちの役割だろうと。


 飛び出さないように菖蒲は竜郎が、楓は愛衣が手を繋ぎ、そのまま右へ進行方向に従って歩いていく。


 すると今度はアルパカが4頭、身を寄せ合うように柵から少し離れた場所に立っていた。

 さらにその横にはラクダや馬のコーナーまであり、ミニチュアポニーに乗れるサービスもやっていた。

 だが馬には誰も興味を示さず、みんなアルパカに夢中な様子。


 馬はカルディナ城に純白のペガサスと漆黒のペガサス両方が何頭もいて、仲間内なら誰でも好きに触れ合える。

 今更ただの馬に乗れるくらいでは、インパクトが薄いのだ。



「面白いわね。馬みたいだけど、モコモコしてる。可愛いわ──ねっ!?」

「パパ! レーラちゃん、ツバ吐かれたよ!? 倒したほうがいい!?」

「あー、とりあえず園内の動物に危害を加えるのは絶対にダメ。

 けど、動物の中にはツバどころか糞を投げてくるやつもいるらしいから、みんな気を付けてなー」

「先に言ってほしかったわ……」



 当然レーラなら避けることは容易かったので、かけられることはなかったが、可愛らしいと言って近づいた矢先のことだったのでショックだったようだ。

 同じようにちょっとだけ笑みを浮かべながら近づこうとしていたウリエルも、「お下品な……」と、その足を止めてしまった。

 異世界で戯れていた魔物たちは、基本的にお上品に過ごしていたので衝撃的だったようだ。



「でも見た目はよさそうだね。モコモコしてて、さわり心地はよさそうだし」

「だな──って、だめだぞ、菖蒲も楓も。ここは見るだけのところなの」

「「うー……」」

「うーん、この子たちの場合は、動物園よりたつろーの《強化改造牧場》内で魔物ちゃんたちと遊んでたほうが面白かったかもしれないね」

「他の子たちは初めて見る動物に珍しそうにしてるから、もっと大きくなったら楽しめるようになるかもしれないな」



 なんてことを話しながら奥へと進んでいくと、今度はパンダのコーナーが。

 ウリエルが翼をぴくぴく動かしながらも、顔は冷静さを装いつつ誰よりも前に立って見学しに行く。



「か、かわいい……。けど、ちょっと汚いですね。ああ……洗ってあげたい」



 白い毛が汚れで茶色くなっていることが気になるようだ。ウリエルはシャンプーでもするかのように、ワシャワシャと両手を無意識的に動かしていた。



「うちにいるパンダたちは魔物だから平気だけど、こっちはただの動物だからな。

 あんまり洗っちゃうと毛がボソボソになっちゃうから、ちょっとくらい汚れてもあのままらしい」

「そうなのですね」



 などとウリエルが竜郎の言葉に感心している横では──。



「丸々してて、おいしそぉ……」

「涎が垂れてるよ、ニーナ」

「あれは貴重なモフモフ、食べちゃダメ」



 パンダたちも本能的に脅威を察してか、普段見せないような俊敏な動きで裏の入り口の方へと逃げて行ってしまう。

 遠くに行ってしまったことへの抗議もかねて、彩人と彩花がジトッとした目をニーナへと向けてた。



「わ、分かってるよー、アヤトくんにアヤカちゃん。まったく、嫌だなぁ」



 そんな視線から逃れるように、ニーナは竜郎の背中にへばりつき隠れた。




 次にやってきたのは、ふれあい広場。ここなら動物たちに触れるとあって、全体的に皆テンションが高い。

 カバやカワウソは柵越しに餌やり体験くらいしかできなかったが、カピバラやウサギ、モルモット、ヤギ、ヒツジ、マーラ、インコなど、小動物たちとは十分に触れ合うことができた。


 ここにきてようやく触ることができたので、なんで触っちゃダメなのと口を尖らせはじめていた楓と菖蒲もご満悦。

 力加減を間違えたら小動物がミンチになってしまうので、そこだけは気を付けるように後ろで竜郎と愛衣がつきっきりで見ていたが、そのあたりは大丈夫そうである。


 一方カルディナは、アテナが手に止まらせていた小さなインコをじっと見つめて、「いい線いってるけれど、ワシやタカのほうが可愛いわね」と密かに満足げな顔をしていた。

 アテナはアテナで「やっぱ時代はトラっすね」と自画自賛しているあたり、似た者姉妹である。


 奈々とリアは、カピバラが草をモサモサ食べている横に座り、他の知らないちびっ子たちと一緒に少しゴワゴワした毛をペタペタと撫でていた。

 さわり心地はよくないようだが、2人はこの生き物が気に入った様子。


 ジャンヌはウリエルと一緒にウサギの群れに飛び込んで、2人で存分にモフモフを楽しんでいる。


 彩人と彩花は、モルモットが気に入ったようだ。小さくモコモコした小動物を前に、どの子が一番触り心地いいか真剣に見極めている姿に、飼育員さんも苦笑い。


 そしてニーナとレーラは、ヒツジの所にいた。

 レーラは「これがウールになるのね……」と真面目に呟きながら毛質を触って確かめ、ニーナは「これがマトンになるんだね……」と真面目に呟きながら、モコモコの向こう側を想像しつつ触って肉質を確かめていた。

 心なしかヒツジが震えているようにも見える……。


 可哀そうなヒツジに気がついた竜郎がニーナたちを引き取るまで楽しんだ一行は、サルやゴリラ、オランウータンなどのサルゾーンを抜け、綺麗なフラミンゴを見つつ、お次はさまざまな鳥が集められたコーナーへ。


 ここではカルディナが大興奮。《成体化》の自分とよく似たフォルムのワシがいたからだ。

 「見たかったのは、これよこれ!」とばかりに、ピュィーピュィー鳴きながら、檻の前でスマホを器用に操り写真を撮りまくっていた。



「なんか、すっごいシュールな絵面だね……」



 カルディナの認識阻害が効いていない竜郎たちからすれば、灰銀色の美しいワシが、檻の向こうにいる普通のワシをスマホで撮影しているようにしか見えないのだ。

 次女のジャンヌ、三女の奈々、四女のアテナも「しょうがないなぁ」と長女を見つめていた。


 けれどサファリゾーンに入ってから、サイやトラのいるところで全く同じことをすることになる2人にだけは、カルディナも言われたくはなかっただろう。


 まだ見たそうにするジャンヌとアテナをサイやトラのコーナーから引き離し、ぐるりと半分以上回ったところで、彩人と彩花のお目当ての場所が見えてきた。


 そこは芝生に覆われ広場のようになっており、周囲を緑色の柵でおおっている。

 中では小さなため池や滑り台、飛び越えるための低いバーなどが設置され、大小さまざまな犬種の犬たちが来場者たちと楽しく遊んでいた。



「マメタみたいな子もいる!」

「そうじゃない子もいる!」

「「かわいい~!」」「キャンキャン!」



 彩人と彩花は豆太を抱っこしたまま突撃していく。

 さすがに柵をジャンプで飛び越えていくようなことはせず、ちゃんと入り口から入っていく姿に胸をなでおろしながら、竜郎たちもその後に続いた。


 竜郎たちが入った頃には彩人と彩花は大興奮なままに豆太を足元におろし、他の犬たちを抱っこしては「これはなんて犬? これは?」としきりに飼育員さんに質問していた。

 可愛らしい2人、しかも犬への並々ならぬ愛情を感じてくれたのもあってか、その飼育員さんも丁寧に答えてくれていた。


 これはあとでお礼を言っておかなきゃなぁと横目で見つつ、竜郎は近くにいた犬──パグを抱き寄せ楓と菖蒲に見せてあげる。



「「あう?」」

「ああ、この子は触っていいぞ」

「「うっうー!」」

「あはは、大人しいねぇ、この子」



 ペタペタと優しく触る楓と菖蒲に混じって、愛衣も顎の下をこちょこちょとくすぐるように触って笑みを浮かべる。

 その横顔に竜郎は見惚れてしまい、思わずパグが手から滑り落ちてしまう。

 地面から10センチも持ち上げていなかったので、パグは動じることなく地に伏せ、されるがままにちびっ子たちに撫でられていた。


 愛衣はそこでどうしたのと、小首を傾げ竜郎へ視線だけで語りかけてくる。



「いや、愛衣が可愛くて見惚れてた」

「も、もうっ、いきなりどーしたのさ。まったくもう、たつろーったら」



 正直に今の気持ちを口にすると、愛衣は少し恥ずかしそうに頬を染めながら、誤魔化すようにパグをひっくり返してお腹を撫でまわす。

 けれど竜郎はそんな姿も可愛いなぁと、にやけながら犬そっちのけで彼女を見つめ続ける。



「もー! こっち見すぎだし!」

「おわっ!?」



 その視線に耐えきれなくなった愛衣は、パグを撫でていた手を竜郎に向け、その頭を掻き抱くようにして引き寄せると、髪をぐちゃぐちゃと撫でまわしはじめる。

 それに抵抗するように竜郎も愛衣を撫でようとするが、彼女にマウントを取られてしまったら竜郎は力だけでは覆しようがない。


 犬と戯れずにいちゃつくカップルに、さまざまな視線が集まってくるが2人は気がつかない。

 パグは「付き合ってられませんわ」とでも言うかのように、仰向け状態からむくりと起き上ると、のそのそと離れて行ってしまう。


 そこで手持ちぶさたになった楓と菖蒲が、竜郎と愛衣が遊んでいるのだと勘違いして、2人のなでなで攻防戦に加わっていく。


 そうして小さな幼児の手が加わったことで、ようやく正気を取り戻した2人は、ようやく注目が集まっていることに気がついたのだった。




 しばらく犬好きの憩いの場「わんわんパーク」コーナーを堪能した後は、満足顔の彩人と彩花に捕まっていた飼育員さんにお礼を言って、その場を後にした。

 豆太もちゃんと忘れられていないか、確認もしてから。


 合間に園内の中央にあるレストランで食事をとり、残りの動物たちを見て回る。


 その途中、竜郎のお目当てだったクマのいるコーナーを発見。

 そこは柵ではなく、分厚いガラスで囲まれた空間。クマが数頭浸かれるだけの小さなプール。無造作に積まれたような大きな石。登って遊べるようにと、綺麗に枝が短く切られた木。鎖で上から吊るされたタイヤなどなど、ストレスが溜まらないようにいろいろな遊具などが設置されていた。



「白太のために魔物のクマ牧場を作るなら、ああいう玩具みたいなのもあったほうが喜んでくれるかな」

「思い切り体を動かせる物があるといいかもしれませんね、兄さん。

 それと水場も必要でしょう。近くに川などがあれば別でしょうが」

「水場も兼ねたアスレチック場みたいなのを作ってあげるのも、いいかもしれませんの」

「おっ、一石二鳥だね、奈々ちゃん」

「ですの!」



 竜郎たちが見た限りでは、クマたちものんびり過ごせているように見える。

 広い場所に遊具、水場。そして充分な食料。これらさえ最低限満たしていれば、大丈夫そうだと竜郎は感じる。

 だいたい想像通りで目新しい発見があったわけではないが、クマたちが群れて暮らす空間を少し見られただけでも、イメージが浮かべやすくなった気がした。


 その後はペンギンだったり、アシカやイルカのショーを見て、その足で今度は爬虫類コーナーにもよれば、すっかり日が落ちはじめていた。

 まだ見られていない動物もいるにはいるが、ちょうどぐるっと一周して出入り口のゲートに戻ってきていたこともあり、お土産を買って帰ることにした。


 売店で竜郎と愛衣はペアの、ちょっと間の抜けたカバの絵がプリントされたマグカップ。そして皆で選んだ、両親やアーサーたちへのお土産を。


 その過程で、楓はタヌキの顔のリュック。菖蒲はキツネの顔のリュックをそれぞれ購入。

 いつも一緒にいて顔立ちも似ているので双子にしかみえないのだが、真っ先にそちらを選んでいたので好みの違いは既にあるようだ。


 カルディナはワシの、ジャンヌはサイの、アテナはトラの小さなぬいぐるみを購入して嬉しそうにしている。


 奈々はリアとお揃いで、ペンギンのキーホルダー。ランドセルに付けるのだそう。


 彩花と彩人は、レッサーパンダやアザラシのハンカチ。犬は無くていいのかと聞けば、豆太がいるからいいらしい。心なしか豆太も嬉しそうだった。


 ニーナは物ではなく、お菓子類を何品も。レーラは、ここの動物たちの説明付き写真集を。


 そしてウリエルは──1万円以上する巨大な白クマのぬいぐるみ。

 白太に直接頼むのは恥ずかしかったが、あの大きな体をモッフモッフと撫でてみたかったのだ。

 けれどそんなことはおくびにも出さず、部屋のインテリアに合いそうだったのでと、下手な言い訳をして竜郎たちを苦笑させた。




 転移で家に帰ると両親たちのいる《強化改造牧場》内へいって、またそこで皆で集まり夜食を食べ、お土産を渡したり、ちびっ子たちの話を大人たちが聞いたりと楽しく過ごしはじめる。


 そんな中、竜郎と愛衣は少し離れたところでベンチに腰掛け寛ぎながら今後の話をしていた。

 楓と菖蒲、ニーナは目に見える場所にいるが、今は仁や美波たちと一緒にいる。



「次はいつ異世界に行くの? 今度の日曜とか?」

「微妙な誤差もあるから、念のため休みの日のほうがいいしな。だいたい、そのくらいだと思ってる。

 それに実は異世界に行く前に1か所、寄っておきたいところもあるんだ」

「へぇ、どこどこ?」

「アメリカ」

「アメリカかぁ。どっか面白い所でも見つけた?」

「いや、とある人に会いたくてな」

「もしかして、マイケル・ポーカーに会いに!?」



 マイケル・ポーカー。ミッキーの愛称で呼ばれている彼は、現在のアメリカ合衆国大統領である。



「いや、ワシントンのポイントはたまたまホワイトハウスになってるが、用はないし会いにいかないって。

 目的のその人は、早めに会っておかないと手遅れになるかもしれないんだよ」

「手遅れ……? ──って、もしかして!」



 愛衣は空港で出会ったシンガポールおじさんから聞いた話を、ここで思い出したのであった。

次話は水曜更新です。

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