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枕の下に 希望の上に(10)

奮い立つ為のエイド

スッと履いてきた靴は

いつの間にか

変わってしまった

過去に縋って

余韻と抑揚だけで生きている

お前の胸ぐら掴んだって

暖簾に腕押しだな

誰かが言った

突き付けられている事を

見ないフリして

今日も安心できる場所を

探している




叱咤激励の意味を

わかっているかな

叱りつけられているんだよ

過ちや欠点を

そして

奮い立たせて

励ましているんだ

それで

君はいつになったら

奮い立つのさ




生まれる事を勝ち取って

この世界に居るのなら

一回は

できる奴になっているんだ

この世界に

初まりで負けたヤツは

存在しない

じゃあ

君はいつになったら

奮い立つのさ

最初にできた事を

できなくしている理由は何だ




街灯 煌びやかな帰り道

コンビニという母親の味

「いつもの」が無い事を考えて

三番目まで決めている「いつもの」

「ありがとうございました」の声

元の道に戻り歩く

ビニール袋の音

虚しさを通り過ぎて

当たり前になった

鍵の音一つで開く扉

ねじ込む身体は

掃除機の先にあるゴミだ




巧言令色を使用して

上に向かう事は

正しさでしかない

直方体の箱の中

聖域たるルール

あの言葉と

あの顔は

人間の物じゃないが

それを使えるかを

試されている




生まれる事を勝ち取って

この世界に居るのなら

一回は

勝ち上がって行くべきだ

この世界に

初まりで負けたヤツは

存在しない

じゃあ

君はいつになったら

奮い立つのさ

負けたら次で勝てば良い

できなくしている理由は何だ




拙い

音にならない音も

切ない

言葉にならない言葉も

分かり切った事だろう

それに抗うべきだ

誰かの優しい言葉は

君を易しい奴にするかもしれない

誰かの楽しい音は

君を落ちた奴にするかもしれない

そうやって

時間を浪費しては

落伍者に成り果てる

そのくせ

線引きされてる人生だ

今より上に向かうにも

時間が必要になる

自分にも文句が言えるのか

それとも

それすらもしないと言うのか




生まれる事を勝ち取って

この世界に居るのなら

一回は

できる奴になっているんだ

この世界に

初まりで負けたヤツは

存在しない

じゃあ

君はいつになったら

奮い立つのさ

最初にできた事を

できなくしている理由は何だ




生まれる事を勝ち取って

この世界に居るのなら

一回は

勝ち上がって行くべきだ

この世界に

初まりで負けたヤツは

存在しない

じゃあ

君はいつになったら

奮い立つのさ

やらない理由を作る事は

あれだけ上手いのにな




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