森での出来事
「ふぁ~、ここは?森…だね」
寝てしまったのかな?あれ、てか狐が居ない。
辺りを見回すが居ない、その代わりに..
「何これ、血じゃない」
え~と、何がここで起きたの?
って、今そんな事考えてる場合じゃない。
「ハナを探さないと」
まずは適当に歩いて探しますかね。
「ハナは一体何処に行ったんだろ」
辺りを散策してみたが居ない
う~ん、どうしようかなこの血の跡を追って行くしかないかな。
他に手かがりが無いし。
「ふぅ、暗くなってきた。森が光を遮断しているんだ、早くしないとまた…」
私は血の跡を追って森の奥まで来た。
そう言えばこの数日で色々な人に会ったなぁ
ココやハナ、それにサンドイッチの人!確か名前がシュールドだっけ?後は~猫とクローシュって言う人
本当に色々な人に会ったなぁ
「これからもずっと一緒に居られるのかな?」
歩きながら私は考える。
「あれ?ここで血の跡が途切れてる。ここから自分で探せってことかな」
「あれからどのくらい経ったんだろ?」
誰も居ないのに話す、これが独り言かぁ
「どう…すれば良いのかな」
私は木に寄りかかる、手かがりも無く焦ることしか出来ない何て…
「ハナ、何処に行っちゃったの?ハナ!」
私は誰も居ない場所で叫ぶ、無駄だと分かっていても。
「セリナ〜、私を探してるんだね〜、セリナは優しいからね〜」
ハナの声が聞こえる、自分がおかしくなっただけかも知れないけど。
「えっ?ハ…ナ?何処に居るの?ねぇ、ハナ!」
「こっちだよ~」
私は声の聞こえる方に走り出す
ここは…周りは赤く染まっていている、その中に一人、人が立っている。その人は私を見て笑っていた。
「ふふ、どうだったぁ?私の演技ぃアハハ~まさか騙される人がまだ居るなんてぇ~」
「その..ハナは、どこに?」
私は、ハナを探す、でも…そこに居たのは、昨日私を助けてくれた人の死体だった。
「今日で二人も人間が狩れるとは最高ねぇ、あれぇ〜、違うなぁ〜、今日殺したのは獣人だったぁ〜」
「狐?どう…して?」
私は泣く、あの時のように…
「あれぇ~、どうしたのぉ?もしかして戦意喪失ってやつ?止めてよぉ〜つまらないでしょ~う〜?」
「お前が!狐を…その人を殺ったの?」
私は、その人を見てそう言った。
自分が今どんな感情なのか分からない。
「アハハ~、その目だよ最高だよぉ〜、殺気が混じった目だ最高だからねぇ〜」
私は剣を構え、そして私はあいつを絶対に許さない!と心に誓う。
「ねぇねぇ〜、展開が早いのは好きだけどさぁ〜、もう少し~話さない?」
「あなたと話すこと何て無いよ」
言い捨てた後に私は斬りかかる。
「残念ねぇ、私達友達に慣れると思うのにぃ~ハハ」
避けられてしまった。
「それでぇ~?次はぁ?」
私はハナがやっていた、技を真似てやってみる。
「わぁ~、凄いよ〜?」
全て避けられる、また私は挑発される。
「ほらぁ、どうしたのぉ?来ないのぉ?」
「ぐっ!やっぱり強い」
あれから私はずっと同じ事の繰り返しだった。
私が攻撃、相手が避けるそれの繰り返し。
「はぁ..はぁ..」
私は疲れて地面に座る。
「はぁ..はぁ..」
「もう~終わりぃ?」
「はぁ..はぁ..」
そう言えば、こういう時ハナならどうしたんだろ?
「さぁ~て、そろそろ終わりにしようかぁ?」
「ハ..ナなら..こんな状況でも諦めないよね」
どうしてこんなこと、言ったのかな?分からないけどハナが頭の中で絶対諦めないでって言ってる気がしたからかな?
「ま…だだよ…まだ…やれるよ」
「ふふっ、嬉しいわぁ、まだ遊べるなぁ〜んてねぇ〜」
私は立ちあがり、心の中で念じる「ハナ!お願い力を貸して!」っと。
「行くよ!次は負けない!」
今度は負けないそんな気がする、何でだろう?
「さぁ~、来なさい!ふふっ」
私はさっきと同じで敵の前まで行き、斬りつける。
「また単純ねぇ〜!っち、でも速い」
当たった!そして敵から血が出る、それが服に付いた、でもそんなの今はどうだって良い。
それに、どうやら敵には私の攻撃があまり見えないらしい。
「どういう事ぉ?あり得ないぃ、こんな事がぁ」
「これで決めさせてもらうよ」
私は見たこともない構えをする。
「その構えはなぜぇ、お前が…ここに?あり得ない、あり得ない!」
この人はこの構えを知っている?
斬りつける、速く、鋭く、強く。
「終わりだよ..」
首を斬る、そして倒れる敵、もう動かない..よね?
「ふぅ..ありがとうハナ」
助けてくれた、ハナにお礼を言う。
ドサッ
「あ…れ..?私..また」
疲れちゃった見たいだなぁ。
そこで意識を失う。
これからはもう少し短く書きたいと思います。