秘密
リューネが歩き疲れたのでベンチで休む事にした。
「あの、セリナさん、ココさんってどんな人何ですか?」
疲れた様子で話してくる。
「ココはいろんな事を知ってるし、優しい人だよ」
簡単にまとめてみたけど良かったのかな。
「わぁ〜、すごいですね、ココさん早く会ってみたいです」
リューネは目を輝かせる。
一応良かったぽい、少し安堵した。
「そろそろ、休憩終わりにして、探す?」
ココの話をしていたので、すごくココの事が心配になり焦ってしまう。
「あっ、そうですよね、ココさんを早く探さないと行けませんし、行きましょう!」
リューネは私の気持ちを分かってくれたのか、疲れているのにも関わらずベンチから立ち上がる。
リューネは街の人に聞いたりして情報を得たりしていた。
「むぅ〜、中々見たって人居ないですね、セリナさんに命を助けてもらったお礼ですし何とかしないと」
リューネが顎に手を当て考える。
「そんなに考えなくて良いんだよ、もっと軽く行こ」
ココの事は心配だけど、私が焦っているとリューネまで焦って訳がわからないことになりそうだから、軽口をたたく。
「だめですよ、もっと頑張って探さないと!」
リューネが少し強気に言った。
「でも、関係ないリューネがそこまでやる必要は無いと思うよ」
「関係ない・・ですか?そんな事ないです、だってセリナさんに助けてもらった、それだけで関係あると思います!」
「リューネ、ごめんね」
「いえ、全然良いです、それよりも早く探さないと」
私は街を走って探す、早くココを探さないと。
出来る限りは使いたくないけど、魔術も使わないといけないかも。
セリナに休んでてって行ったからには私が頑張らないと。
「う〜ん、ココを探すって〜、行ってもなぁ〜」
見つからない、探しても全く見つかる気配がない。
ドカッ
あっ、人にぶつかっちゃった。
「あっ、ごめ…」
「すいません!ちょっと姉を探していて、ちょっと注意不足だったのは謝ります、だからお金とか取らないでください」
少女は頭を下げる、こっちからぶつかったのにどうしてかな〜。
「えっと〜、お金って〜、なんの事〜?」
「あっ、いえ、その〜、なんでも無いです!」
少女が再び頭を下げる。
「そんなに頭を下げる必要ない気がする〜」
「で、でもぶつかってしまいましたし」
「それは、私が注意不足だったからだし〜、君が謝る必要は無いよ〜」
少女は納得して無さそうな顔をしながら話す。
「で、でも私がもっと注意して歩いていればこんな事にはなりませんでしたし」
何だろう、この人今までで会った中で一番ネガティブな人。
「そんなに〜、ネガティブにならなくても、良くない〜」
少女は暗い表情で話してくる。
「私、昔からこういう性格で」
このままじゃ、この子ずっと暗いままだし、セリナならどうするんだろ。
やっぱり名前とか聞きそう。
「う〜ん、ねぇ〜、君名前は〜?」
「名前ですか?あっ、そうですよね、私ミーネ・テュセライトです」
「ミーネですか〜、うん、よろしくね〜」
ミーネは恥ずかしそうにする。
「よろしく・・お願いします、あ〜、でもやっぱり私の名前なんて聞いても嬉しくもないですよね?」
「またネガティブに〜、あっ、それと〜私は〜、ハナだよ〜、よろしくね〜」
ミーネは少し驚いた表情をする。
「えっ、ハナって、あのハナ・クロース様の事じゃ…えっ?本・・者ですか?」
あ〜、やっぱり完璧には隠せないんだ〜。
「あっ、えっと〜、この事はミーネと私だけの秘密だよ〜」
流石にセリナ達に知られたくないので、秘密にする。
「私とハナ様の秘密、そそそんな事して良いのでしょうか、あ〜、ハナ様との」
ミーネが少し浮かれた顔でそんな事を言っている。
「本当に〜、ナイショだよ〜、わかった〜?」
「はっ、はい!しかしこんな所で会えるなんて〜、あのかの有名な第一覇王様・未来様の娘のハナ様に、あぁ〜、今日は姉に感謝です!」
本当にこれで大丈夫なのかな、ミーネうっかり喋っちゃいそうだけど〜。




