戦闘
ココを探して人混みの中に突っ込む。
すごい量、これじゃあまた流される。
いろいろな不安を抱えながら道を進む。
ん?
石畳の街を歩いていると、人混みの中に一人だけ雰囲気が違う少女が歩いているのが見える。
「やっと見つけた?ココかな?」
人混みの中だけあって声が届かない。
あと少しなのに、あと少しで。
少女は口を男に押さえられ、路地裏に連れて行かれる。
そんな、もしかして大変な事ってこれの事。
急いで助けなきゃ、ココに変な事何てさせない!
そう思い私は路地裏に走って行く。
案外路地は綺麗に整備されていた。
少し湿った空気、暗い道…
ここはあんまり居たくないかも。
「ヒヒ、こいつは良い女だぜ、売れば相当」
さっきのやつかな、少女を連れ去った男はどうやら一人では無いようだ。
少女は口などを布らしきもので縛られている。
「・・・っ!んんっ!」
あまり身動きが取れず、少しの抵抗しかできない。
私が倒さなきゃ、こんな少女を連れ去って売るなんて絶対許せない!
「待ちなさい!」
私は、男達の前でそう叫ぶ。
「何だ?おまえ、見たのか?」
少し驚いた表情で聞いてくる。
「えぇ、見たよ、あなた達がその子を連れて行くとこ」
「そうか…見られたか、こいつも捕まえて売っちまうか、そのガキより高く売れそうだぜ」
そう言って、ゲラゲラと笑い始める。
気持ち悪い、今までで一番、この人達を見てると吐きそうになる。
私は気持ち悪い感覚を抑え、剣を構える。
そうすると相手もナイフを構える。
先制で攻撃する、血がでている。
「ひっ!ヒィィ、こいつ本当に斬りやがった」
「ふぅ、はぁぁぁ!」
一息入れ、次々に男達を倒す。
珍しく男の一人が私に攻撃する。
「このぉ!よくもよくも!」
ナイフでの攻撃、それを左にステップで躱す。
そして男は闇雲にナイフを振ってくる。
それを私は、避け、背後に回り首を斬り落とす。
ビチャ、顔に血が付いた、でもまぁ、この子を守れたから良いかな。
「ヒ、ヒィィ…逃げろ、逃げるぞ!」
一人の男が指示を出すと、一斉に逃げ出す。
そして路地には私と少女だけが残る。
「あの、大丈夫?いろいろ大変だったね」
布を解き、声を掛ける。
「だ、大丈夫です…あのありがとうございます」
少女は頭を下げ、お礼を言ってくる。
別に良いんだけどね〜、言わなくて。
そう言えば、ココもだけどどうしてこんなに礼儀がしっかり出来てるんだろ?
「あはは、良いよ別に、私はあなたを助けたかったから助けただけだから」
「そういう訳にはいきません、何かお礼をしなければ」
丁寧な言葉遣い、う〜ん貴族出身かな?分かんないけど。
こういう人達にはあまり関わらないほうが良い気がする。
「あ〜、私ちょっと人探ししてて、行かなきゃいけないから」
これ以上ここに長くいる訳に行かないので、早々と逃げ出そうとする。
「ま、待ってください、あの人探しならお手伝いしますから、お礼をさせてください!」
少女は頭を下げてくる、こういうのにはちょっと弱いんだよね。




