表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/29

捜索

「ここが広場なんだよね?」

私、誰に質問したんだろ。

やっとの思いで広場の中心までやってくる。

ここまで来るのに一時間以上掛かった。

「まぁ、良いか。それより、あの三人を探さないと。」

どこから探せば良いんだろう。地道に聞いていくしか無いかな。


「セリナ、やっと見つけたぞ。」

私が数分悩んでいると、クローシュが人混みから出てくる。

「あ、クローシュだ、今まで何してたの?」

「それは、こっちの台詞だ。」

頭をわしゃわしゃされた。

「な、何で私の頭を撫でるの?」

「撫でやすいからだ!」

理由すら、なって無い!

「それで、ハナとココは?」

「知らん、人混みに飲まれたからな。」

あ~、なるほど、私と同じなのね。

「じゃあ、探さないと行けないね。」

「あぁ、そうだな、どこから探す?」

「そうだなぁ、アクセサリー屋に居そうだけど。」

「アクセサリーか..よし!じゃあ、行くぞ。」

決断が早い、ほんとに早い。

「ちょっと待って、アクセサリー屋がどこにあるか知ってるの?」

「いや、知らん、地図とか見れば何とか。」

それに無計画、一人だと道に迷いそう。

「う~ん、どうしよう。」

「じゃあ、ハナから探さないか?ココが駄目でも、ハナなら何とかなるかも知れないし」

「二人とも一緒に行動してるでしょ。多分、それにココの方が探しやすいと思うよ」

「じゃあ、聞いてみるしか無いか」

クローシュはまた話掛けに行く。

羨ましい能力だなぁ〜。



数秒で帰ってきた。

「クローシュどうだったの?」

「アクセサリー屋めっちゃ近くにあるって事が分かったよ。」

「え~と、ほんとに?」

「マジ、聞いたんだからそうだろ。」

「近くにあるんだ、一番当てに出来そう…」

「行くのか?」

「じゃあ、行きますか、そこしか当てにできるとこ無いし」

私達はアクセサリー屋に向かった。近くにあった、広場から歩いて5分位の所に。


「ココ達居た?」

「居ないな、一応聞いてみるか?」

「そうしよう。」


来てないらしい、どこ行ったんだろ。

「う~ん、他に行く場所って無いよね?」

「いや、知らねぇよ!俺が女が行きそうなとこ何て知るか。」

まぁ、そうだよね、知ってたら逆に怖いし。

「そ、そうだよね、てかさ、疲れたし休まない?少し…」

「あぁ、何か俺も疲れた。」

私達は、近くにあるベンチに腰掛ける。

こんなにベンチが楽な所なんて〜、あ〜、楽だなぁ〜。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ