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話し合いその2

今日は良いことが起こるかぁ〜。

「そういやセリナ、どうして皆起きないんだ?」

「う~ん、何でだろうね。」

「それとセリナ、今日こそは町に行くぞ、流石に腹減った」

「冒険者ギルド…」

私ふと、思った、冒険者の集まる場所に行けばドラゴンを倒す方法が見つかるかも知れない。

「ん?冒険者ギルド?そんなのがあの街にはあるのか?」

「えっと、分かんない、あったらいいなって思ってね」

クローシュは首を傾げ、また口を開く。

「ま、行った方が、情報とかも貰えるんだろ?」

「ま、まぁね、あったらだけど…」

「どこの街にもありゅるとおもいましゅよ!」

びっくりした〜、いきなりココが話しかけてくるなんて。

ほんとに怖い。

「ココ~、びっくりするから、もう急に話しかけて来ないでね?」

あれは本当に止めて欲しいな。

「ごめんなさい、でも冒険者ギルドって、聞いたから。」

「あれ?そう言えばハナはどこに?」

「ハナさんですか?朝ごはんを取りに行きましたよ」

ハナ、そんなにお腹空いてたんだ。

「ん?取りにって、どうゆう事?」

てか、ハナって何でも食べそうな気がする。

毒がある物とか採ってこないよね?

「取りに行ったんですよ!だからですね、そのままの意味で…」

「ガチで言ってる?」

「はい、至って真面目にです」

何か最近この二人、仲が良くなったような。

「セリナ、あいつがどんなやつ採ってくるか想像つくか?」

「何で私に?え〜、でも何だ…ろ」

凄く嫌な予感がする。

「やっぱ、想像つくよな〜」

そう言って遠くを見据える、青くなった顔で。

「す、すごいです!想像出来るなんてすごいですよ!」

「俺には、そう言うの全部分かるんだよ、ま、冗談だけどな。」

「むぅぅ~、騙されました。」

ココは涙目になる、可哀想…

「何で、撫でるんですか?」

何故か、無意識に撫でてしまった、やっぱり可愛いからかな?

「何か、可哀想だなぁって思ったから。」



いろいろしていると、ハナが手ぶらで帰ってくる。

どうやら何も取れなかったらしい。

「あれ~、どうして泣いてるの~?」

「あはは~、ちょっと、色々合ってね。」

「そうなの~?」

「う、うん、そうだよ。」

「じゃあ、行くか、皆揃ったし。」

「待って、クローシュ。」

そう言えばまだ、クローシュはハナの事知らないから紹介しないと。

「どうした?トイレか?」

何で?この人はいつもトイレに話題を変えようとするんだろ?

「違うよ、トイレじゃなくて、ハナとクローシュってお互いに自己紹介してないよね?」

「あ~、確かにしてねぇ。」

「確かに~、そうだねぇ~。」

そう言ってお互いに見合う。

「だよね、じゃあ自己紹介しないと。」

「じゃあ!俺からだな、俺はクローシュだ!それとこいつがミシャーナだ、よろしく。」

「よろしくね~、次は私~、私は~ハナ、見ての通り~普通の女の子だよ~。」

普通では無いような気がするけど…

「じゃあ、そろそろ行こう、皆。」

早い気がするけどなぁ〜、もうちょっと話す事ある気がするんだけど。

「そうだな、まずは飯を食べに町に行くぞ。」

そう言えばようやく、この草原から脱出出来る。

気が付けば草原に4日位いたし。

長かった様な短かった様なそんな感じがする。

どんどん短くな~る。

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