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迷子

これはハナ目線の物語です!

物語的に言うと猫と男に会うちょっと前の話(多分)

う~ん、どうやったら~皆を守れるのかなぁ~。

「ねぇ、ハナ、ココ?」

「どうしましたか?もしかしてまだ眠いんですか。今日は何もしないので別に寝てても良いですよ」

「ち、違うよ私はそんなに寝ないし」

「ふふっ冗談ですよ、それで何ですか?」

やっぱり〜、セリナとココは面白い〜。

「二人とも気付かない?」

「何にですか?」

「気付かないって~何に~?」

私は、そう答える。

「試験の事だよ」

「試験ですか..セリナさんもですか?」

どうやら、皆気付いていたらしい、そうだよね〜そりゃ、気付くよね〜。

「試験ねぇ~、ハナも気付いてたよ~」

「二人とも気付いてたんだね」

「当然ですよ!試験何て嘘ついて何かしようとしてるんですよ多分」

「う~ん~、どうだろうなぁ~」

まぁ~何かしてるのは~分かるけど~。

「ハナさんは違うって言うんですか?」

「まぁ~何かしようとしてるのは~確かだけどね~。」

「う~んねぇハナ、ココ学園てさ普通試験の前に皆の自己紹介とかするの?」

「多分ですけど、オリエンテーション等があるはずです!」

「う〜ん、そう言うのって〜、試験終わってからだよ〜、多分」


「そうなの?初めて知ったかも」

「それにですね、学園長の髪の色銀色ですよねこれは言って良いのか分からないですが、銀色は人々に嫌われる色なんです。」

この世界では~、銀色の髪は嫌われるのか~。

「どういう事?何で嫌われる色なの?普通に綺麗な色じゃない?」

「確かに綺麗な色ですね、色だけで言えばですけど..」

「そんなに嫌なの?」

「銀色は私だって好きです、でも..やっぱり。」

「銀色の覇王~だよ~セリナ~。」

「銀色の覇王?また覇王なの?」

「覇王と言うかその名前を汚した人だよ」

何か、それっぽい事言ったらあった〜。

「う~ん良く分からないよその人が何をしたの?」

「言った通りだよ~、汚したんだよ~全てを~。」

「全てを汚した?どういう事?」

「...」



この先は長いから~良いや~あんまり聞かなくて〜。

「散歩は~、どう~?」

私は、そう言って散歩に行こうとする。

「散歩!良いですね。」

「散歩..」

どうせセリナの事だから~、凄く~嫌がる~。

「よーし、今のうちに..。」

私が先に行けばセリナ達も追いかけて来ると信じて、先に進む。


「セリナ~、ココ~来てくれるかなぁ~。」



「ハナ、久しぶり元気してた?」

「ふぇ〜?あなたは誰~?私に〜何か用~?」

私が、気付かなかったの、それちょっとやばいかも〜

「あの..ハナ悪いけどその喋り方止めて。」

「喋り方を変えれすればいいの〜?」

「ごめんね、でもその話し方何かちょっとイライラするから」

それはちょっと酷いかも〜。

「はぁ~、分かったよ、それで何か用なの?」

「しつこく聞くねぇー、しつこい子は嫌われるよ。」

「用が無ければ、帰りなよ…私は友達を待ってるんだから」

「むぅぅ~、べ、別に良いじゃん..用無くても来て..良いじゃん!」

泣きそうな顔で言われた。っち、こういう奴が一番めんどい。

何とか回避する方法を探さないと。

「あ~、分かりました、良いですよ~。」

「わぁい~、やったぁ。」

セリナ達と合流したいんだけどなぁ~。

仕方ない、ここにいてセリナ達に見つかったら面倒な事になるかも知れないし。

「じゃあ別の場所で話さない?」

「そうだね!じゃあこっち来て。」

はぁ~、仕方ないかな〜。

「セリナ..ココごめん..ね」

私はそう言って追いかける。


「え~と..ここ?」

「うん、そーだよ!ここはね神と神に招待された人しか入れないんだよ!」

どう?凄いでしょって顔で見てくる。

まさか神だったとは。

「そ、そうなんだ、凄いねぇ~。」

「お菓子もあるんだよ!」

本当に不思議な空間だなぁ〜..ただ問題が1つ。

「確かに凄いけどさ、何でこんなに真っ白なの?」

「そう?この背景結構気に入ってるんだけどなぁ?それじゃあ~これは?」

そう言って神が手を下にスライドさせると..

真っ黒になった、極端だなぁ〜、私はそう思う。

「黒!ねぇ、もう少しましな色は無いの?別に良いけどさぁ。」

この喋り方は久しぶりだなぁ。

「もう~、わがままだなぁ、人間て。」

青だね、もうこれで良いかな。

それよりセリナ達が心配だな、大丈夫かな?

「ん?どうしたの?ハナもしかして青も駄目?」

「う、ううん、違うよ。」

これ以上文句を言うのは流石に気が引けるから止めておこう。

「良かったぁ~、さぁ楽しもハナ!」

肩を掴まれ強引に椅子に座らせられる。


「ねぇ、ハナ?」

「ん?どうしたの?」

お菓子を食べようと手を伸ばしたら、突然話しかけられ私はお菓子を取るのを止めた。

「別に良いよ食べても、ハナのために用意したんだから。」

それに、なんで私にこんなに尽くしてくれるのかが分からない。

「それで、何を話そうとしたの?」

私はそう聞いた。

「ねぇハナはさ..戦いが怖いと思わないの?」

「う~ん、まぁ思うよ、でも友達を守るために戦うから怯えてる訳には行かないし。」

「そう..よね、ごめん変なこと聞いて。」

よく分からないけど、戦いは怖いものなのかな?

「で?質問はそれだけなの?」

「うん、そーだよ。」

私は一番気になってることを聞きますかね。

「あの!1つだけ聞きたいことがあるんだけど良い?」

「別に、いくらでも聞いて良いよ。」

「う~ん、そう言われると..」

悩むなぁ、まぁあれを聞きますかね。

「ねぇ、私達って学園に入れるの?」

「さぁ~、知らない。」

「知らないの?神なのに?」

「入れるかも知れないし、入れないかも知れない、それはあなた達の選択次第でしょ?」

「う~ん、まぁそう言うものかな。」

やっぱり、未来までは分からないんだ、神でも…

「他には無いの?」

「う~ん、無いなぁ、そう言えば今何時位なの?」

「えーと、今ねぇ、夜だね。」

「夜かぁ、セリナ達大丈夫かなぁ?」

「心配なの?」

「そうだよ、心配だよ、だって友達だか..ら」

今の感覚もしかして…

「どうしたの?ハナ?」

セリナが何かに襲われてる!助けなきゃ。

「助けたいの?ハナ..ダメだよ行っちゃ、だって今は私と話してるんだから。」

「でも..セリナが!」

「だめだよ!それにここは私の空間だよ?君を逃がすわけ無いじゃん」


焦っちゃだめだよね。

セリナだったらもっと冷静にやってる、きっと大丈夫だよね?

「ごめん、少し焦っちゃって。」

「いやぁ、良いんだよ。」


「ふぅ、落ち着いたけど、やっぱり普通の喋り方に戻したい。」

「別に良いよ、私は。」

「えっ?でもさっきイライラするって言ってたよね?」

「あ~、さっきのは冗談だよ。」

セリナ…頑張って私は何も出来ないけど。

「はぁ~、じゃあ~、この喋り方で~、」

この人から逃げるまで凄く時間掛かるかも~。


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