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第24.5話 それから(1)

前話の続きなので、とても短いです。


 リッシャー王子に送ってもらって、何気なしに部屋の中に向かって声を掛ける。


「ただいまぁ〜」

「おかえりなさいませ、巫女様……」

「ふぇゃ!?」


 すると、誰もいないはずの自室に返事が帰ってきたことによって、変な声を出して驚いてしまった。

 心臓がバクバクと煩く胸元で騒ぐ中、私は声の方に視線を向けると、そこにキッシュさんが申し訳なさそうに、眉尻を寄せて立っているのが見えた。


「巫女様! 先程は大変申し訳ありません! 口走ってしまった上にひとりでに逃げてしまい、終いには巫女様を残すような事に……!!」


 勢いよく腰を折って謝るキッシュさんの声は、切羽詰まったように震えていた。

「キッシュさん! 頭を上げてください!! 別に怒っている訳では……!」

「ですが、私は巫女様に申し訳ないことをしてまったのは事実です。ですから、バツとしてどんな事でも致します!」

 私は気にしないで下さいと首を振るも、有無を言わせないような勢いを持ったキッシュさんに戸惑ったけど、提案を試みた。

「で、では……、明日、リッシャー王子に続いてハデン王子を尾行しようと思っているので、もし良かったら今日みたいに、キッシュさんも一緒に来てくれませんか?」

「そ……そのような事でいいのですか?」

「はい! 1人じゃ、やっぱり出来ませんし……」

 顔だけをあげて意外そうに瞳孔を丸めるキッシュさんに、私ははにかんで見せた。

「そう、ですか。……わかりました! 今日の失敗を活かし、明日こそ巫女様をターゲット様と一緒にはさせません!!」

「明日もよろしくお願いしますね!」

グッ! とガッツポーズをして意気込むキッシュさんにいつもの調子に戻ってくれたことが嬉しくて私は彼女に笑いかけ、明日の作戦を一緒に考え始めた。


つづく


次はハデン王子の素性を探ります。

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