王子、前世の記憶が甦る
俺の名前は、スコルド・フェブ・アーロン。
ベルゼット王国の第一王子だ。
昼寝して起きたら、前世の記憶が甦った。
異世界でサラリーマンをしていた中年男性。
仕事とオンラインゲームのし過ぎで、睡眠不足と過労で死亡。
・・・アホか、前世の俺。
「うにゅー。」
隣を見れば、メイドのアリサが寝ている。
素っ裸で。
俺も素っ裸だ。
はっはっはっ、いやーんあはーんな事をしていたから当然だ。
王子は実に良い。
王族だから権力あるし、国民の税金使い放題だし、超美形だし。
容姿は関係ないか。
しかし、前世の平凡な容姿と違い、今の俺は超美形。
大事なので、もう1度言おう。
今の俺は超美形。
肩まである金髪に、海のような青い瞳。
武術を学んでいるせいか、鍛えられた身体。
ムキムキのマッチョじゃないぞ。
細身で無駄のない筋肉だ。
笑顔で甘い言葉を囁けば、落ちない女はいない。
もう数人のメイドを、美味しく頂きました。
彼女達も喜んでたし、メイドのままでいいから、ずっと傍に居たいと言っていた。
男冥利に尽きるね。
「前世の45歳と現世の18歳で、足して63歳か。」
なんとも不思議な気分だ。
そして、前世の記憶を思い出した事で、神に会った事も思い出した。
間違って殺したとかで、転生特典を3つ貰ったんだっけ。
①超絶倫
なるほど、何回戦も出来るわけだ。
俺が満足するまでやると、女性は体力が尽きるか、気持ち良すぎて気を失う。
1日でメイド8人の相手をした事もあったな。
終った後、まだまだ余裕だったが、こういう訳か。
②解除能力
ふむふむ、効果は理解した。
どんな鍵も触るだけで解除できる。
魔法で封じられた鍵でも、ちょちょいのちょい。
人に掛けられた呪いや魔法の効果も解除可能。
えげつないのは、装備の解除。
触った瞬間に服が脱げる。
武器や防具、下着も脱げる。
とにかく脱げる。
他にも色々できるようで、チート過ぎる能力だ。
③濃厚媚薬体液
どうやら俺の体液は、男だろうが女だろうが、種族すら関係なしの媚薬らしい。
・・・そういえば、ディープキスしただけで、メイド達は目がハートになっていたな。
これの影響だったか。
別に困らないし、むしろ最高じゃないか。
王子で、前世の記憶ありで、能力が3つもある。
素晴らしい人生だ。
「王子!大変ですぞ!王子!」
部屋の扉が開き、教育係のハムソンが、大慌てでやってきた。
煩いな、一体何事だ?
「きゃあっ!?」
「のわあ!?し、失礼しました!!」
ハムソンの大声で、アリサが起きた。
状況を一瞬で理解し、可愛い悲鳴を上げた。
もう1度、いやーんあはーんな事をするか。
ちなみにハムソンだが、アリサの素っ裸を見て、部屋から飛び出して行った。
お前・・・何しに来た?
童貞で真面目な性格のハムソンには、ちょっと刺激が強過ぎたか。
25歳のハムソンは、妻も恋人もいない。
仕事一筋といつも言ってるが、それで人生楽しいか?
「あ、あの、スコルド様。ハムソン様は一体?」
「気にしなくていいよ。それより、もう1度しようか。」
「えっ、は、はい/////」
アリサを抱き寄せ、俺は再び王子の生活を満喫した。