表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラン創世記  作者: 剣太郎
出会いと運命
3/46

物語の始まり2

「…あーっ‼︎やっぱりカイには勝てねぇ…」


アランは地面に横になった。


彼は村長の孫、カイと剣の手合わせをしていたのだが、一勝も出来なかった。


「どうしてだよ…年も体格も…あまり変わらない。やっぱ才能か…?」


年は12歳と15歳。身長もあまり変わらない2人なのに、どうしてだろうか。


「あ、こんなところにいたんだ。」


そう1人でアランが考えていると、事の始まり、カイがやってきた。


「すっごく探したよ。なにやってんの?」


「お前に勝つための作戦を考えてるんだよ…」


そういうとカイは笑いながらアランの横に座った。


「カイはいいよな…喧嘩は強いし、なんでも知ってるし、かっこよくて女の子にモテるし…」


「ははっ!アラン、モテたいの?」


「はぁっ…⁉︎べっ別にそんなんじゃねぇよ!」


そう言ってアランはジッとカイの顔を見た。


ぱっちりとした二重まぶた。色白の肌。鼻は高く、サラサラとした金髪がにあっていた。背が高く、スラリとしている体型。


何より、緑の目がアランは好きだった。


それにくらべて…と、アランは自分の容姿を思い浮かべた。


金髪とは言えない少し濁っている気がする髪色。目は二重まぶただが、ぱっちりとはしていない。なにより、肌が少し黒い。遊びすぎて、日焼けがすごいのだ。みんなは生まれつきだと言っているが、彼はネチネチとそれを悩んでいた。


「そんなジッと見ないでくれよ。でも僕は、アランのこの綺麗な水色の目が好きだけどなぁ」


アランには綺麗な水色の瞳がある。


それを人々は羨ましいと思っていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ