表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
特技の使い方 〜吸えない煙草〜  作者: cozy
吸えない煙草 第四章 0班
250/390

喫煙と隠蔽

喫煙と隠蔽


まるで鉄パイプのような煙管を勇司は横なぎに振っていく。煙で出来た喧嘩煙管は空気を切り裂く音を立てながら黒山の目の前を空振りするが、軽いという特性を活かし勇司は連続で攻撃を仕掛ける。


しかし攻撃の合間を縫い、黒山は足を一気に踏み出し勇司の顔面に一発の拳を打ち込んでいた。

尻もちをつく勇司を見下しながら、笑顔なのか素の表情なのか分からない笑顔で黒山は微笑みらしきものを見せる。


「喧嘩で負けたらこっちは話しにならないんですよ。特技なんてあろうとなかろうと。まあ、今はただの会社員ですからどうでもいい話ですが。」


「その割にはやってる事が会社員らしくないぞ。もうちょい平和に生きろよ。」


勇司は立ち上がることなく寝転がりながら煙管を吹かし、銀色に輝く煙をゆっくり吐き出していた。


【真銀煙・プードル】


煙から生み出された銀色に輝くスタンダードプードルは、歯をむき出しながら勇司の前に立ち、黒山の威嚇すると一気に飛び込んでいく。


【隠蔽】


目の前にいたはずの黒山の姿が掻き消え、勇司とスタンダードプードルは一瞬でその姿を見失ってしまう。急ブレーキをかけ、キョロキョロするスタンダードプードルは気付くと頭からナイフが生え、煙に戻っていった。


「プードルくんっ!」


立ち上がり走り寄る勇司は居場所に検討をつけ煙管を振るが、煙管には何の感触もなく空を切る。以前の黒山との戦闘を思い出し、煙管を煙に戻すと煙草入れから白い煙草を取り出すと火をつけた。


【白煙・濃霧】


吐き出された煙は部屋中に広がり、一面を濃い霧が包んでいく。未だ姿を隠したままの姿を探す勇司に黒山の声が聞こえてくる。


「以前もこのような事がありましたね。どちらが成長したのか確かめましょうか。」


「ああ、確かにあったよな。前と同じだと思うなよ。」


濃霧の中勇司は身構え周囲に視線を走らせるが、何かが来たと気付いた時には既に脇腹を滑るようにナイフが通り抜けていくと、勇司は無理な大勢からローキックを放つが、敢え無く空を切る。

しかしナイフの刃はスーツを切り裂いただけで勇司の皮膚には届かない。


「なんてったってまず装備が違うからな。」


スーツの下には特局製の防弾、防刃チョッキが隠されており普通のナイフの刃では傷すらつかない。普通ではない手応えと予想外の反撃に黒山は自らの姿を隠蔽しながらも、更に笑みを深くする。


「こうゆうスリルが欲しいんですよ。だれにもばれず、見つかる事のない犯罪に何の楽しみを見つければいいんです?」


「もうちょい素敵な楽しみを見つけろよっ!オススメはパン屋の食べ比べなんてどうだ?黄粉たっぷりキムチトーストなんて最近の当たりだな。」


「御飯党なのでお断りします。」


未だ見えない敵を探す勇司は自らの周りに白煙を集めていく。煙の揺らめきを感じた瞬間に大きく横に飛び、ナイフを躱しながら紫色の煙草を取り出していた。


【合成煙・紫霧】


吐き出した紫色の煙を自らの近くに寄せた白煙に織り交ぜていく。そして部屋中に紫色の濃霧を作り上げていった。


紫の霧が近くで反応した瞬間に勇司は下から蹴り上げ、ナイフが天井に刺さる。それは勇司の反射神経が上がったわけでは決してなく、明らかに黒山の動きが鈍くなっていた。

静かに黒山が姿を現し、少し荒い息を噛み殺しながら笑顔を見せる。


「・・・空気が悪いですね。商売物を使うのは気が引ける。」


取り出した白い錠剤を躊躇なく口に含むと、一息に飲み込む。その変化は一瞬の内であった。


噛み殺していたはずの息が一気に荒くなり、毛細血管が切れ瞳が赤く染まる。姿を隠蔽することなく黒山は勇司に向かい走り出すのであった。




あれっ?なかなか話しが終わってくれない。


反省しながら書き連ねていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ