サバイバル的にはカエルは鶏肉
評価・ブックマークありがとうございます!
おっはようございまーす!
体調は良好!
麻痺毒もすっかり抜けて、味覚も治っている。
変な後遺症が残らなくて良かった。
いつものように卵を磨きながら『ステータス』を確認する。
名前:無し
種族:女王魔蜂
Lv:1
状態:普通
HP:2800/2800
MP:660/660
STR:924
VIT:298
AGI:811
DEX:458
RES:520
スキル:『禁忌の暴食Lv――』、『禁忌の強欲Lv――』、『女王の支配Lv1』、『魅了Lv1』、『過食Lv1』、『猛毒生成Lv2』、『熱感知Lv1』、『飛翔Lv1』、『超音波Lv1』、『鑑定Lv1』、『自動再生Lv1』、『脚力強化Lv1(new)』,『毒耐性Lv1(new)』
称号:《禁忌を犯せし者》、《魔蜂の女王》
結構強くなってるなぁ。
《暴食》と《強欲》でステータス二重取りだからね。
一匹食べるだけで二倍のステータスを得られる。
でもまだレベルは上がってないな。ナメクジとカエルしか倒してないから当たり前か。
でも、《脚力強化》と《毒耐性》が追加されて、《猛毒生成》がレベルアップしてる。
『脚力強化Lv1』
脚力のみを強化するスキル。
『毒耐性Lv1』
毒に対する抵抗力を上昇する。
ふむふむ。
食べたのはカエルだったし、脚力強化は納得かな。
私の細脚で効果が得られるか微妙なんだけどね。
いや、細脚だからこそ強化が必要か。
せっかくのスリムな足が太くなったら嫌だなぁ。
そして、《毒耐性》。
寝てる間に麻痺毒と格闘した結果かな。
ウイルスに免疫ができるみたいな感じで、毒の免疫を獲得したんだと思う。
狙いの蜘蛛の魔物も多分毒を持ってるだろうし、これはラッキー。
卵をしっかり保護して……よし、準備完了!
いざ、今日の狩りに行ってきます!
♢♢♢♢
やって来ました、川辺です。
この辺りはカエルの住処になってるようで、昨日のカエルと同じやつが何匹か居るようだ。
一、ニ……五匹かな……。
全部狩っちゃおうかな……《毒耐性》あるし、五匹ぐらい食べても大丈夫でしょ。
この身体にもかなり慣れてきたし、カエルと一度戦って自信もついた。
くふふ、それじゃ……戦闘開始。
一匹目。
後ろをとって針で一刺し。
今回は勢いつけずに、ズブッと突き刺した。
麻痺毒と猛毒でじわじわとカエルを殺すだろう。
二匹目と三匹目。
一匹目の悲鳴のような鳴き声を聞いて逃げようとしたカエルを《超音波》で硬直させ、麻痺毒と猛毒をぶっかける。
昨日のカエルが口から吐いたやつを真似して、針の先から飛ばしてみたら上手くいったみたいだ。
四匹目。
《飛翔》で急加速して、水に飛び込もうとジャンプしたところを横からインターセプト。
そのまま空中で首を切り裂いて地面に落とす。
五匹目……は逃がしたか。
水に入られるとどうしようもない。
一応、《熱感知》で移動した方向は分かってる。
それに、その方向に別のカエルの住処もあるだろう。
そして、カエルの住処ってことは近くにエサになる昆虫が繁殖してるはず。そこが狙い目かな。
とりあえず、毒で苦しんでるカエル四匹の首を掻き切ってトドメを刺す。
それを一ヶ所に纏めておいて、後で回収するとしよう。
『女王魔蜂のレベルが上がりました』
おっ、レベルアップ?
やったぜ。ステータスが上がってるのは間違いないだろう。
カエル五匹でレベルアップか……多いのか少ないのか。
いや、少ないと思っていた方がいいかな。
多分これからかなりレベル上がりにくくなると思うし。
さて、追跡開始。
今夜はごちそうだね。
おぉ、さっきよりも少しだけ飛びやすい。
言葉にしにくいけど、身体が軽くなったと言うかハンドリングが利きやすいと言うか。
とにかく飛行性能が上がったのは事実。
それに《熱感知》のレベルが上がったお陰で、遠くの生物の体温も遮蔽物がなければはっきり分かる。
川の中にいるカエルも見失うことはない。
しかし、狭い……。
川が流れている場所の天井が低くなっていて、翅がぶつからないようにすると足が水面についてしまう。
冷たい水は意外と気持ちいいんだけど、これ水面下からいきなり襲われないよね?
痛っ!翅の先っぽ岩に擦った!
油断するとすぐこれね……集中集中。
お?カエルが水から上がった?
ということは、その辺りに住処があるはず。
逃がしはしないよ?カエルさん。
川を抜けると、広範囲に苔が広がった湿地みたいな場所に出た。
そこら中から、ゲコゲコとカエルの鳴き声が聴こえてくる。
おぉ、ここが桃源郷……ではないけど、エサ場としてはかなり良さそう。
ハエみたいな小さい羽虫もいる。
あのカエルが食べてるのはバッタ?
それ私も欲しい!
あ、いや、バッタを食べるのか好きって訳じゃないよ?
ほら、新しいスキルとか持ってるかもだし、ぜひ殺したいっていうか……。
病んでるを通り越してサイコパスやん。
大丈夫、殺したらしっかり食べるから。
お残しは許さないかんね!
カエルは結構な数いるし、私に気づいてるのもいるだろう。
カエルは確かに弱いけど、十や二十を一度に相手したくないしね、今は上空から偵察中だよ。
目標のバッタは……いたいた。大きさは私と同じぐらいか、少し大きいかも。《鑑定》によると……
名前:なし
種族:メガロ・ホッパー
Lv:3
『スキル:鑑定 のレベルが上がりました』
突然の天の声さん!《鑑定》のレベルが上がったってホントに!?
ありがたや~。
これでもっと詳しく見れるんやね……じゃ、もう一回《鑑定》!
名前:なし
種族:メガロ・ホッパー
Lv:3
状態:普通
うーん、状態か……。
あんまり進歩は無かったな。
ま、《鑑定》が有用なのは分かりきってるし、今後の成長に期待だ。
というわけで……突撃!
急降下して毒針を突き刺そうとするが、バッタは後ろ足で大きく跳躍しギリギリのところで避けてしまう。
避けられた!?
と言うか、一歩でめっちゃ跳ぶやん。
お前、さてはカエルより《脚力強化》のレベル高いな!?
逃がすかぁっ!
いや、AGIは多分私の方が上だし、飛べるからよっぽど巻かれる心配はないけどね。
そんなに逃げなくても、ちょこっと注射したらすぐ昇天するだけだから……わぷっ!
なっ、なんだこれ!?
ねっちょりした糸みたいなのが絡み付いて動けないっ!
よく見たらバッタも動けなくなってるし……ははーん、これ、蜘蛛の巣だな?