あれ?ノーマルなのは無いの?
評価・ブックマークありがとうございます!
子供たちとはそういう関係にしたくないと言ったな。
あれは嘘だ。
冗談はさておき、今回も好き嫌いが分かれる話だと思います。嫌いな方は見ないようにお願いします。
酒池肉林とはこのことだろう。
私とインスタ番長とツインテロリと……後から参戦した子供たち三人と。
何がとは言わないけど、すごく良かったよ。
特に男の人の……アレ……♡
想像してたよりずっと凶暴な感じで、私もドキドキしちゃった……。
進化してかなり人間の姿に近づいたのが良かったのかな?
私もしっかりと女の子の身体してるしね。
……身も蓋もないことを言うと、薬盛ったんだけどね。
サイコパスとか言うんじゃない!
ハーピィだとかヴァンパイアみたいな可愛い魔物相手ならともかく、昆虫系の魔物に欲情するなんて無いでしょ普通。
『万能毒生成』スキルを使ったら、そういう効能のある毒も作れてしまった。
凄かったわ……何度果てても再び起き上がってきて……
さすがは勇者って感じ。
まぁ、一度も主導権は渡さなかったけどね。
ちなみに、ツインテロリ改め、おもらしロリも凄かったよ。
インスタ番長と同じように薬盛ったら、ちょっと弄っただけでビクンビクン跳ねまわってた。んで、すごいおもらしを……
その声とか反応が可愛くて……ついついやりすぎちゃった♡
具体的に言うと、『操糸』や『魔虫召喚』を使って。
彼女は表情に出やすいタイプなのか、いい所が分かりやすかったなぁ。
最初は泣き叫ぶような反応だったのに、一時間ほど弄り続けたら、絶頂しながら蕩けた表情で求めてくるぐらいハマっちゃったようだ。
おもらしロリちゃん、十代前半だったっけ。完全に性癖歪めちゃった気がする……。
ま、いっか。
最初の生意気なメスガキより、今のメス犬の方が弄る分には楽しいからね。
一方子供たちはというと……ちょっと怖かった。
インスタ番長とおもらしロリとやってたけど、《禁忌の色欲》を獲得できなくて、もしやと思って子供たちも呼んだんだよね。
そうしたら目がガチというか、我を忘れているというか……今思えば、これも《女王の支配》が影響してるんだろうなぁ。
まさか私も、体力が尽きる直前まで攻められるとは思わなかったよ。
事が終わった後、我に返った子供たちは後悔に沈んだ目をしていたけど……まぁ気持ちよかったからオッケー!
でも、ごめんねバエウス……あなたのは大きすぎて入らなかったよ……。
ところで目的の『色欲』スキルはというと……
見事入手できました!
いや~、良かった良かった。
異種族姦、同性姦、近親相姦という、マニアックジャンルの欲張りセットだったからね。
収穫が無ければ、ただただインスタ番長から搾り取っておもらしロリを調教するだけの時間だったからね。
さて、気になる効果はというと……
『禁忌の色欲』
称号《禁忌を犯せし者》を持つ者に与えられる、色欲の大罪を司るスキル。
交わった相手の称号を奪う。
捕食した任意の生物を掛け合わせ、新しい魔物を生み出すことができる。
なかなかヤバいことが書いてある……。
まさか称号まで奪えるとは。
称号はその人物の生きざまというか、これまでの人生を示すものだ。
それを奪うということは、その人物の人生を無に帰すのと同じ。
私がそんなのやられたら死んじゃうかも。
と言いつつ、私はインスタ番長から《勇者》の称号を奪ったんだけどね。
そして、二つ目の『新しい魔物を生み出す』効果……
『取り込んだ生物を掛け合わせて新しい魔物を産み出す』ってさ、つまり鳥の犬を掛け合わせて翼を持った犬を産み出す、みたいなことだよね。
某漫画で見たなぁ、そういうの。
あれと似たような能力ってことは間違いなく強いし、悪さできそうだよね。別に人間を敵視してる訳じゃないけどね。
ぁっ、くっころさんの分隊の隊員とか今回の騎士団とかは別だよ?
彼らは明確に私に敵対したわけだし、敵と見なしても仕方ないなでしょ。
……まぁ、人間を殺してモリモリ食べるなんて、端から見たら間違いなく人類の敵なんだけどね……。
あ、人間をたくさん食べて人間のDNAを取り込んだ訳だし、それを使って人間仲間を増やすことも可能かな。
魔蜂と掛け合わせて毒針を駆使して戦う蜂人間とか、蛾と掛け合わせて糸を出せる蛾人間とか……。
それなんてテ○フォー○ーズ……。
なんでか前世のアニメとか漫画のネタが真っ先に思い浮かぶなぁ。
まぁいいんだけどね?
戦力増大という意味では、充分過ぎるほどの効果を発揮してくれるだろう。
資源はいくらでもあるしね。
ま、それは後でやろうかな。
とりあえずは王様の所に挨拶に行かないとね。
「へレス殿、そろそろいいか?」
「くっころ……じゃなくてエリザ……だっけ。何かしら?」
私がスキルの確認をしていると、糸で作った仕切りの向こうからくっころさんの声が聞こえてきた。
そりゃ、せめて見えないようにするよ。
姿は魔物だけど、心は人間だもの。
くっころさんが糸の仕切りを通り抜けるのに苦労しているので、糸を斬ってやったら驚いた表情をしていた。
「斬っても良かったのか?」
「えぇ、もう終わってるし」
「そうか……」
そう言葉を溢すくっころさんの視線は、地面に横たわる三人の騎士団長に向けられていた。
「死んでいるのか……?」
「生きてはいるわよ? 気絶してるだけ」
「そうか……それなら良かった」
「あら、こいつらを心配しているの? 謂れのない濡れ衣で命を狙われたあなたが?」
「そういう訳ではない。ただ、彼らが生きていた方がへレス殿にとって都合がいいと思ってな。……この後すぐにでも、王都に向かうつもりなのだろう?」
「……よくわかったわね」
「さして長いこと一緒にいる訳ではないが、へレス殿の性格は理解したつもりだからな。支配か和解か……どちらにせよ二度と敵対しないように手を回すのだろう」
つまり、この団長達を交渉のだしに使えと。
まぁそれは私も考えていたけどね。
まさか、真面目が服を着て歩いているような性格のくっころさんからそんな提案が出るとは。
意外と強かだったのかな?
それとも……王国とやらに見切りをつけたのかな?
「あなたの出身国がどうなるか分からないけど、いいの?」
「ぅ……まったく気にならないかと言われたらそうでもないが……私とデリガードは別の国に行こうと思っていてな。貴殿のような魔物とも対等に取引できる国がどこかにあると思わないか?」
「あら、私のために動いてくれるなんて優しいのね」
「べ、別に……私は今回戦いに出なかった分の働きをするだけだ」
おー、ツンデレ発動。
くっころさん、さらに属性増やすの?
まぁでも、素直にありがたい。
私の国づくりの助けになりそうだ。
ふふ、それじゃそろそろ出ようかな。
ボロボロになった団長さん達を見た国のお偉いさんの反応が楽しみだ。
誤字報告等もありがとうございます!




