ナビは語る
阪神高速11号池田線、通称空港線を大阪市内から伊丹空港へ向かって走ると神崎川を渡る辺りで
「兵庫県に入ります」
「大阪府に入ります」
とナビが連呼します
第二京阪道路を門真から京都へ向いて走ると京田辺パーキングエリアの手前で
「京都府に入ります」
「大阪府に入ります」
「京都府に入ります」
とこれまたナビが連呼します
面白いですね
さて、前に富山県の五箇山合掌の郷から同じく岐阜県の白川郷というどちらも合掌造りの家が並ぶ今や世界遺産に登録されている場所へ行くのに庄川と言う川沿いの道を走りました
この道がまたナビが連呼大会となります
それもたった3キロメートルの間です
「岐阜県に入ります」
「富山県に入ります」
「岐阜県に入ります」
「富山県に入ります」
「岐阜県に入ります」
「富山県に入ります」
「岐阜県に入ります」
となります
知る人ぞ知る国道156号線ですね
静かな車内にナビの声が響き渡ります
日本国中の地図が入っていることにほんと感心します
一方通行も時間帯通行区分も入っているし
渋滞も教えてくれるし
凄いものが開発されましたね
その分何も考えなくなってしまうのが恐怖でもあります
ワープロが出来て漢字が書けなくなりました
携帯電話ができて電話番号が覚えられなくなりました
車での旅も目的地のことを考えるだけで途中はお任せですね
その分、道中で予想外の素晴らしい所を発見するかもしれません
ナビ文化のそれも新しい楽しみだと思っています
今の携帯電話にダウンロードしているナビはこちらからの話にも応えてくれます
もう旅の友です