召喚はいつも唐突に…
ごくごく平凡な私立高校の放課後の教室で事件はおこった。
普段ならさっさと帰るが今日はあいにくの日直であった。
「早く帰ろーぜ、賢也、悟!」
「おう!行くぞ、賢!」
「ちょっと待てよ。にしてもお前らはいつも元気だよな、俊、悟。」
「雫、今日は部活なのー?」
「うん!」
教室には俺、直野煌誠。それと元気でバカの佐藤俊、イケメンで級長の宮嶋賢也、筋肉ムキムキの藤森悟、明るくてモテる新島雫、ちょいギャルの滝村麗奈がいる。
別に俺はこいつらとは仲良いわけではないから日直やって帰ろうと思う。あとは黒板を消して戸締り消灯だけだからすぐ終わる。
「おわっ!ドア開かないぞ。鍵が掛かってる。」
「マジ?直野ー、鍵閉めたー?」
俺は別に閉めた覚えはない。
「いや、閉めてない。」
「なんでだ?おい、前側も開かないぞ!」
「窓の鍵も開かないな。どうなってんだ?」
なんだ?何が起こってるんだ?
みんなが困惑していると突然、床が光を放ち始めた。よくみるとなんかの模様みたいになっている。
「おいおい、なんだよこれ。怪奇現象か?ドッキリ?」
「え?なになに?なにこれ?床めっちゃ眩しいんだけど!」
床はさっきよりも強く光を放っていて、だんだんと強まっていっている。
パキンッ!
そう音がなった後、俺たちの姿は消えた。
教室は、誰もいなくなった。
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その夜、子供がいつまで経っても帰ってこないと、警察に電話がはいった。
最初は遊んでるだけだろうと警察は何もしなかったが、深夜に2回目の通報が入り、やっと捜索を始めた。
初めは50人程度の警察官が周辺の公園や森などを探した。
しかし、何1つとして手がかりが掴めず、異常を感じ捜査員を増やした。時間が経つごとに捜査員は増えていき、捜査範囲も広がった。
しかし、結局1万人規模も捜査員を導入したが、何1つ手がかりも見つけられずに捜査は打ち切りになったのであった。
のちにこの事件は、高校生集団神隠し事件として報道され、日本中で話題となった。
初投稿です。
言葉が変だったりするかもしれません。
どんどん指摘してください!笑
名前(読み)
主人公 直野煌誠
クラスメイト 宮嶋賢也
佐藤俊
藤森悟
新島雫
滝村麗奈