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0995 想い
人の想いというのは
どんな形をしているのでしょう
どんな色をして
どんな香りがして
ああどうしたらそれを
直接感じ取れるのでしょう
自分の想いすらも
判らないのに
他人の想いなんか
感じ取れるわけがない
それでもあなたの想いを
私は読み取ってみたい
あなたの心の壁に
じかに触れてみたい
言葉などを間に
挟んだりしないで
ああ、あなたという存在に
私の想いを見せられたら
想いが証文のように
形あるものだったなら
人に示すことができるのに
移ろう事も止められるのに
30-5.24-5.30
本当に望んでいるのは最後。
形に固化して、変わらないようにしてしまいたいのに、と。
それが叶わないから、悲しい




