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0986 真実
明日になれば
きっといい事が
あるのさと
ずっとずっと
思い続けてきた
それはあるいは
今日という時
今という時間を
軽んじている事に
なったのかもしれない
それでも私は
その存在を愛して
生きてはきた
少なくともそのつもりだった
真実というものが
どれほど見つけがたいものか
どれほど信じがたいものか
その事に私は
未だに慣れずにいる
そしてまたそこにある
真実というものが
見つめ続けるには
辛すぎるほどに
まったく悲しいものだ
34-2.27-5.25
そういう真実は、果たしてどこにある。




