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0973 現実 / 不可欠なもの
夢なら覚めろと
人は言う
だけれどそれは
現実なのだ
どんなに言葉を
つくろったとて
逃れる事は
できはしないのだ
なんと多くのものに
人は囚われて
いる事だろうか
こんな多くの
縛めの中で
どうして人は
それを感じる事もなく
生き続けていく事を
能うのだろうか
全てを知れば
その不条理さに気付く
全ての想いと
全ての悲しみと
43-2.27-5.2
※※※※
力と夢と時
失っては
生きてはいけない
存在する事と
生きていく事とは
違うのだから
愛は夢の一つ
それはとても
はかないもので
それでいてやはり
なしにはとても
生きていけそうに
なさそうなのが
とても不思議
34-2.27-5.11
夢なら覚めろというのはフラグ。それは決して覚めることのない現実。
「能う」の前の接続詞には疑問があるけれど、どうなんだろう。「が」は不適当だし。
「を」も省いてしまうのが自然な気がするけれど。
しかしまあ、「全て」は「時」と同じぐらいに好きだなあ、全く。
愛は夢の一つ。覚めてしまえば、何も残らないもの。




