0097 おやすみ
さあおやすみよ、愛しい娘 そんなに外を見てないで
満ちたる月にてらされて 一体なにを、愛しい娘
そうして求めて起きている?
この一時を生きるため ただ生きるため、愛しい娘
君はその目をあけている
だけれど君が起きてても 時はさらさら流れゆき
朝は静かに忍び寄る
ああこの一時、一時を 留めることができたなら
だけれどそれはかなわない
ならばおやすみ愛しい娘 夜の精気をすいこんで
見つめてごらん夜のやみ
この一時はなにもかも 留められたよ君の内
だからお休みさあ早く だからお休みうでの中
01-8.5-8.11
ノートのナンバリングを始めた。年は判らなかったけど、曜日と突き合せたらほぼ年も決定できる。で、最初の一冊を見つけて愕然とした。
書き始めたのって、想定していたより、1年以上後じゃん。厨房に全くかぶってないじゃん。あれー
で、とりあえずしばらくは最初の一冊から。色々と若い。
定型。最初は定型もやはり多い。擬(偽)古文調も書いたけれど、普通に口語の定型も好きだったと思う。
しかし、朝一が「おやすみ」ってのも、かな。




