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0962 黒 / 疑問

原色

なんという色たち

あまりにも

目に鮮やかで

あまりにも

印象が強烈で

そしてそれゆえ

なぜか思い出される事が

少ないのだ


なぜだろう

私は問うた

そこに存在していた

異質のものに

ああ、そこでは黒は

全ての明るさを

失ったものは

なんと特殊だった


そしてそれゆえ

その最も地味なる

存在というものは

力強く、そして

華々しく映った事だ


34-2.27-4.20


※※※※


何も聞こえやしない

私の求めないものは

私が否定すれば

それはもうこの世に

存在しないのだから


私が認めたものだけが

ただそれだけが

存在を許される

だけれどならば

なぜ存在が許されぬ

物が生じうるのか


私のはもう判らない

なぜなのか、もう

私のは判らない

私を取り巻くものは

なぜかくも不可思議に

凝り固まっているのか


問に対しての

答えなぞは

存在しないのに


34-2.27-4.21

黒と白は色ではない。それは明るさ。異質な物。

では白と黒とどちらを選ぶ? 白は汚れやすい。白を保つのは容易ではない。

では黒か? しかし、黒も手入れをしないとくすんでいくんだ。


例えば夢の世界。自らが主となる世界でも、その意に背くものは

必ず生まれてくる。すぜだろう、なぜだろう。

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