938/1484
0938 真実じゃない / 変わって行く
ああ、それは
夢なのだろうか
それとも……?
私にはもう
何一つ
判りはしない
判りはしない
そうだ、それは
あまりにも
不安定であるから
まるで夢のようで
あまりに悲しくて
あまりに寂しくて
ああ、それは
けして、けして
真実では
ありえないのだ
絶対に真実では
ありえないのだ
それは判ってるから
絶対にそうだと
判っているのだから
34-2.27-3.22
※※※※
夜の間に
降っていた雨も
夜の間に
吹いていた風も
みんなが今は
静まってしまった
その静けさが
不気味なほどに
ああ、だけれど
とても心地よくもある
悲しいまでの
不安定さが
全ての均衡と
不均衡の間の
橋渡しをし
やがて光る朝日が
他のもの全ての
存在を変えていく
そしてその時から
かつてそうであったものは
その存在を変え
夢すら持たないものは
存在自体が失われるのだ
34-2.27-3.23
何も判らないといいつつ、判っている事が一つ。絶対的に判っている事が一つ。
そしてそれは、きっと判りたくはない事。
あとね。とっても良く使う言葉に「全て」も入れないとね。
纏めてみると、ボキャブラリの貧弱さが悲しくなるほどに。




