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0935 その日々はかつては

愛しい人よ

君と過ごしてきた日々は

過ぎ去りしものと

なってしまったのだけれど


愛しい人よ、それでも

それはけして

消え去りはしない


時はけしてこの手に

取り戻す事はできなくても

想いはこの胸の中に

刻まれているのだ


この生命(いのち)失われた後でも

君の存在が

失われてしまっても

君と過ごした日々が

誰の心の中にも

残らなくなってしまっても


でもそれは確かに

あったものなのだ

一時は現実のものとして

抱きしめる事が出来たのだ


34-2.27-3.13

----

13s/君/あなた/

過去の日々は、かつては「今日」であったのです。

確かに、それを手にしていた時があったのです。

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