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0927 夜の海
金の波、銀の波
夜の光に輝く波が
人気のない砂浜に
打ち付ける
打ち付ける
潮の香りが
その響きと共に
風に乗ってそっと
運ばれてくる
ザブーン、ザブーン
昨日も今日も
ザー、ザー
今日も明日も
時の異なり
海の水もまた
一時として同じでは
ないのだけれども
その動きだけは
尽きることなく繰り返し
時を越えてずっと
ずっとずっと
同じ様に
私が見る前から
目をそらした後も
34-2.27-3.1
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なんだか、「金波銀波」という言葉があるらしいです。書いた時に知っていたかどうかは知らない。
絵本のタイトルにもなっているようだけれど、それよりは古い。
ここまで擬音を使うのは珍しい。




