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0925 過ぎし時の想い
目を閉じていると
過ぎ去りし時の想いが
心の中はるかに
駆け巡っている
とらえどころのない
はかない幻の様な
それらの想いは
しかしなんて強く
私を魅きつけるのだ
大きく手を広げ
胸開いたとしても
今ひとたびこの心に
迎え入れようとしても
ああ、去っていったものは
旅人のように後ろを
振り返る事はしない
後にした地を
顧みる事はしない
通り過ぎた地に
また戻ることは無い
おびえている子犬のように
こちらを見つめながらも
結局去っていってしまうのだ
34-2.27-2.27
で、34番。今回は、そんなに季節ずれはないはず。
でも、なんか残っているのが夏以降のものばかりになってきている感じ。
行ったきり、戻らないもの。たくさんあるけれど。




