0907 不可逆
なぜ今日という日は
もう二度とけして
廻ってこないのだろう
なぜ今という時は
つかまえたと思った時には
すでに行き過ぎているのだろう
雨は天から降り
物を大地を抜けて
川から海へと向かう
その流れはけして
逆流する事は
ないのだから……
砂時計が刻む時
落下―下降という動き
その動作の不可逆性
それを認めねばならぬのは
とても悲しいのだけれど
明日の太陽は
きっと今日の雨の水たまりを
無に帰してしまい
今日という日の存在を
失わせてしまうのだけれど
23-11.6-12.18
半ばも過ぎて。まあ、昔の自分を見て。
まともな形はないけれど、それでも癖があるんだなあ、と。
徒然に、感じた癖をまとめていったり。
・わかるに判るを使う
・運命をさだめ、生命をいのち、と読ませるのは普通(今でも、だからこそのルビ)
身体をからだとするのは、割と普通か
・決してとして「けして」を多用する。まれに「けっして」になる。
ほとんど漢字は使わない
まあ、漢字の使用っていうのはあまり拘っていないので、今の感覚でやっているんですが
・ああ、という感嘆詞、すごく多い。今はあんまり見ないよねえ。
新体詩とか昭和初期だと、まだ多いのかな。OhとかAhの影響もあると思う
・「」はあんまり使わない。代わりに引用符としての""や''を使う。英語の影響?
・言い回しの古いのが好きだったりする。これは古文の影響? そんなに勉強した記憶はないんだけれど。
それよりは文語体の影響なのかな。
・とてもよく悲しむ。泣く。涙流す。
とりあえず、第一段




