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905/1484

0905 風

右側の欠けた月が

不安定に地平にかぶさり

星々が最後の

自己主張をしていて

ただ風だけが

冷たく悲し気な

声を上げて通り過ぎる


あてどなく時をさまよい

救うものもなく

救われるものもなく

ただ叫びを残して

道を行きすぎる


息が白い

風の想いを受ける

この顔は、その

激しさの(たけ)

思わず涙する


それは遠い悲しみ

はるかなはるかな想い

失われたものを

地の果てまでも

追わねばならないものの


23-11.6-12.14

..............

最初に出てくる月は主役ではなく、あくまで風がそれ。

私が泣くのは、風が泣いているから。

その旅路に幸は… きっとないんだろうなあ。

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