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0878 あなた / 問いかける
逝ってしまっても
今なおこの心
離す事がない
愛しきあなた
秋風が
木々の葉を散らすよう
時はあなたとの思い出を
奪い去ろうとする
しかし最後の一葉は
どのような風が吹こうと
けして散る事はあるまい
私の愛しき人
あなたとの出会いは
けして忘れはしない
だとしたら
あなたへの愛も
けして変わることは無い
15-4.19-6.22
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7s/あなた/君/
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僕は呼びかける
君に、過ぎ行く時に
そしてあらゆるものに
あるものは答え
またあるものは
沈黙を守り通す
それでも僕は
問いかけ続ける
鳥に、鼻に、虫に……
なぜそこにそうしているのか
なぜ僕はここにいるのかと
中でも特に尋ねたいのは
他ならぬ僕と君
それは問いが一つ増えるから
なぜ僕は君を愛しているんだろう
という問いが
15-4.19-6.23
「誰れかれ構わず聞いてみる~」というやつか。




