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0807 想いが歌に
人を想う心から
歌が流れ出る
深い深い想いは
豊かな泉となり
たたえられし
清らかな水は
どこまでも透明な
少年期の恋の様に
ああ、言葉という
不確かな衣を
纏わないでも
なんとそれは確かに
存在しうるのだろう
触れる事はできなくとも
感じる事はできなくとも
たとえその想いが
手の届かぬ人へ
捧げられたものでも
夜空の星々の様に
遠くにある人へのものでも
ああ、その純なるがゆえに
美しさというものは
何も変わる所が
ありはしないのだ
32-9.18-9.25
純な想いはそれだけで美しいもの、ということなのです




