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0797 旅立ちの朝
旅立ちは
かくも早く来たりて
行き過ぎる
人々の想いはるか
夢をただ
求める者たちと
涙にて
袖を濡らす者
満月は
夜空高くかかり
波の音に
遠くの汽笛
静かに
時は流れゆき
別れの
朝は近づく
14-2.11-3.23
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s/袖/すそ/
少し整えてみる。
5・7調はちょっと珍しい。
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支度する
日々は疾く過ぎ
行き過ぎる
想いははるか
夢をただ
求める者と
涙にて
袖濡らす者
満月は
夜空に高く
波の音に
遠くの汽笛
しめやかに
時は流れて
旅立ちの
朝は近づく
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本文中での改稿込み。でも、意外とうまく直せたような気がする。
夢を抱いて旅立つものと、涙する残されるもの。それは永の別れか。
その想いはすれ違うばかり。




