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0777 音 / それはあたかも

耳をすませば

聞こえてくる

色々な音が

時を刻む音が


時計の針は

元には戻らない

雨粒も天には

昇りはしない


目に入るものも

一瞬たりと

留まりはしない


そしてまた

過ぎ去りし時が

戻ってくることも

ありはしない


生み出される

音楽ですら

同じものを

二度と耳にはできない


同じものを

同じ様に

弾くことは出来ない


10-5.16-7.16


※※※※


割れたガラスの

破片の様に

するどくとがった

刃の様に

身を切るような

北風の様に

冴え冴えとした

天空の星々の様に


冷たい雨の様に

雨は降り

風は吹き

天空は廻り

全ての物を

変えていく

時の流れの様に


その動きは

目には見えない

不定形の

その流れの様に


10-5.16-7.19

「それ」は果たして何だろう。


大当たりな番号。しかし、ここまでよく来たもの。

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