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0761 夜の灯 / そのままに
月が流れる
西の地平に
姿を隠し
夜空の灯は
絶えてしまう
後に残るのは
夜の闇と
星々の弱き
本当にはかない声
闇はだんだん広がり
全ての物を
吸い込んでしまおうとする
輝けるものは全て
時がたち世界は
暗くなり
再び日が昇るまでに
明りは持ちこたえうるのか
10-5.16-5.31
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2s/西の/東の/
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私のこの
涙を引き受けてもらえるだろうか
何を予期するでもなく
何を求めるのでもない
聞き流すがいい
そして全ての音楽を
演奏されるそのままに
何も思わずに
定められたままに
流れゆくままに
望まれるままに
行なわれるべきように
時をやり過ごすように
全ての行いを終え
終末には一体何で
迎えられることだろう
10-5.16-6.2
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2s/もらえるだろうか/くれますか/
何も思わず、そのままに流されていく。
ただ、結末へと向かって。




