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0751 夢の様に
朝日を受けると
消え去ってしまう夢の様に
愛もまたはかないもの
ほんの瞬きひとつで
消え去ってしまい
後には目を覚ました
事に対する後悔と
何か美しいものを
見ていたはずだという
失われたものへの思慕と
それが何であるかが
思い出せないもどかしさと
もう一度目を閉じても
夢の続きは見られない
愛の続きは見られない
心の中に、得られぬものへの
憧れにも似た
気持ちを残して……
やがて本当に消えてしまう
10-5.16-5.16
.....
というわけで、まあ10番から。ちょっと平常運転になってきたかな。
はかなさの点で、それら二つは同じ、と。
改行をどう入れるかは少し悩んだ。オリジナルは大きな改行ひとつ。
小さな改行を入れてみたけれど、ちょっとぶつぶつ切れてしまうか。




