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0621 あなたの視線
あなたは嗤う
高く、低く
あさげるように
からかうように
じっと私を
横目で見ながら
あなたのほおに
ほほえみが浮かび
まなざしは愛しく
しかし棘を込めて
近づいたら最後
からめとられて逃れる術は
何一つないのだから
それでも私は
あなたのその視線を
さえぎれやしない……
そむけやしない
あなたのその類まれな
美しさの中に何と
するどい刃が
こもっている事か
触れれば切らずにはおかず
かといって私には
あなたと離れて
暮らしていくことなど
考えられはしないから
そして私の心は
あなたの視線でズタズタに
24-1.15-1.17
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一行目は不明確
末尾に「に」を補完
この「あなた」はあまり性格良くなさそう。
そして近づいたら心がバラバラにされてしまうのです




