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0612 いつまで
ただ留まっていると
いうだけのことが
なんと難しいのだろう
少し気を緩めると
どこか知らない所へ
私を流し去っていく
そして私自身までも
全く見知らぬ私へと
変えていってしまうのだ
今ここにいる私は
いつまでこうしていられる?
いつまで今想っている事を
想い続けていられるのだろう
愛しいものを愛しいと
想い続けていられるのだろう
愛しい人の手を取って
共に歩いて行けるのだろう
結末が判っているからこそ
悲しい戦いとなるのだ
もうすぐ日が昇る
そしてまた一日が消えていき
あたらしき時と想いが生まれる
25-4.22-5.16
ああ、結局のところ、やっぱりずっと前から判ってはいたのだなあ、と。
なぜか、あらためて、しみじみと、思う。




