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0607 それ
振り返ってみると
私に従うはずの
過ぎ去った日々が
結局私の思いに
そむいているのが判る
それは悲しみでもあり
ああ、だけれどけして
避けられなくもあり
そう、一度気が付いてしまったら
傷つくのを恐れ
夢をあきらめて
それで一体何が
得られるのだろう
歩き回るだけの
行動は、いったい何で
報われるのだろう
それは遠いようで
手をのばしてみれば
指先にも触れる
それでもいいのなら……
歩みを止めるものは
何一つありはしない
25-4.22-4.23
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s/も触れる/あるいは触れる/
とりあえず、25番の落穂ひろい。
落穂だから、個人的な満足度は低いのだけれど。
それが指すのは「夢」のようなもの? 遠く見えて、指先には触れる。
でも、きっとつかむ事は出来ないんだ。




