表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
576/1484

0576 夜に二人 / 君の瞳

静かだね

月の光の降る音

星々の動く気配

道を行く影の足音

そして人の声は

僕のと君のだけ


明るい闇と

止まった時と

ここに存在するのは

僕と君だけ


発する言葉は

一時(ひととき)後には

四方に散らばって

時を超えてしまうだろう

心さえも

時の河が流してしまうだろう


でも今だけは

全てが留まり

時が留まり

静けさと……

あるのは僕と君だけ


08-1.1-1.25


※※※※


君の瞳の中

僕は何を見よう

君の心の窓

そこから顔を出すのは

君の心の鏡

そしてまた

僕の心も写し出す


その茶色の瞳

何を見つめている

遠く遠く遠く

僕を超え、時を超え

はるかなかなた

未だ至らぬところを

思い描いている瞳


時の流れすら

感じられない

変わらない君の瞳

変わらない君の心

それなのに

周りは全て変わってしまう


08-1.1-1.26



二人でいる夜。

あるいは、そこで見つめる君の瞳。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ