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0050 流れの果て
流れ去ったものは
もはや見えないけれど
この流れの源さえ
遠いものになってしまったけれど
それでも流れることは
終わりはしない
このせせらぎの水は
大河へと流れ込み
長い月日を経て
海へ至るのだろう
全ての流れが集まる所
全ての流れが終わる所
それからずっと
再び流れをなすために
そこに留まるのだろう
浮かべたささ舟は
そこまで至るだろうか
この流れに身を任せたら
そこまで行けるだろうか
07-10.28-12.30
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流れが時なら、海は時の集うところで時の終わる所
たとえば時を終えた魂が、次の時まで一時休むところ
私はそこに至れるだろうか
というところでしょうか。
追記は蛇足でしょうが、字数穴埋めとご理解を……
そろそろ10.28は終わりが近づきました。大みそかは…… リアルまで待ちたい気分はあるのだけれど。




